シンガポールに拠点を置き、ブロックチェーンプラットフォームを展開する仮想通貨プロジェクト「VeChain Foundation(ヴィチェーン財団)」は26日、米国のブロックチェーン企業「CREAM(クリーム)」と、キプロス共和国の国家投資パートナー「Invest Cyprus(インベスト・キプロス)」とブロックチェーン技術に関するMOU(覚書)を締結したことを発表した。
Our work adding the national agenda of Cyprus will show how blockchain technology can be the fundamental change the world needs. This is just the beginning of a partnership reaping the true fruits of blockchain as infrastructure at the government level.https://t.co/2Qc7W6QzmB
— VeChain Foundation (@vechainofficial) October 26, 2018
今回、締結されたMoUは、ブロックチェーン技術の関連事業における基礎の枠組みを確立し、現在のデジタル時代やブロックチェーン技術が繁栄することを目的として締結されたという。
また、VeChain FoundationとCREAMは、ブロックチェーン技術を利用した新しいデジタル時代を促進するため、事業と金融サービスの基盤となるインフラとしてブロックチェーンを現実的に展開する政策改革をInvest Cyprusへ提案を行い、ブロックチェーン技術の新たな開発と実装を支援する共同事業体をキプロスに設立する。
VeChainの共同設立者でCEOのSunny Lu氏は今回のMoUの締結について次のように述べている。
「キプロスへの展開計画は、新技術に投資することによって達成可能であるものに世界を開く必要があります。政府の顧問としてキプロス共和国での変革と財政修復の両方をブロックチェーン技術によってインフラをしていく。また、私たちはフィンテック分野の開発においても、キプロスと共に経済発展を促進することができるように最前線にすることを計画している。」
VeChainプロジェクトは、現在の世界中で流通している偽物のブランドや情報などを、商品の本来の価値や情報を受け取れることを目指したプロジェクトである。このような現状を変えるためにVeChainは、NFCチップという正しい情報を認識することができるチップや、QRコード、RFIDタグなどをあらゆる商品に埋め込み、チップの情報をブロックチェーン上で管理することで本当に正しい情報なのか判断する。
さらに6月30日、VeChainのメインネットはイーサリアムのブロックチェーンに属していましたが、VeChainはメインネットである「VeChainThor」の独自のブロックチェーンに移行しているなど、プロジェクトが大きく発展し始めている。