バイナンスIEO、第11弾目が「Troy Trade」に決定
バイナンスのIEOプラットフォームであるローンチパッド第11弾目が「Troy Trade」に決定した。Troy Tradeは香港に拠点を構えている機関投資家やプロトレーダー向けの仮想通貨ブローカーサービス。ヘッジファンドなどへ取引に関連したさまざまな仲介サービスを提供する、いわゆる「プライムブローカー」である。金融業界ではプライムブローカーのサービスを手がける企業は多いが、仮想通貨の業界ではあまり見かけない。
バイナンスの発表によると、Troyトークンの販売はこれまで開催されたIEOと同じく、ロトリー形式とエアドロップで行うとのこと。BNB残高の計算は、12月3日から30日間にかけて行われる。チケットの請求は12月3日から可能となり、抽選結果は12月4日に発表が行われる。
また、IEOでのハードキャップは販売されるトークン供給に対して8%にあたる400万ドルとなる。チケットで購入できるトークンの上限は40,000Troyまでとなっており、1トークンあたりの売価は0.005ドルとなる予定だ。IEOが完了すると、Troyトークン評価額は合計で5,000万ドルとなる見込みとなっている。
Troyトークンは、8月にプライベートセールが行われている。この時には、トークン供給量に対して12%が販売し840万ドルを調達、評価額は7000万ドルとなった。
ローンチパッドが好調なバイナンス
バイナンスのIEOプラットフォームであるローンチパッドは、サービス再開後も好調だ。開催するIEOは軒並み大成功を収めている。また、いずれのIEOも独自発行のBNBトークンの保有量に応じて、請求できるチケット数がやエアドロップの有無が変わる。
これにより、ユーザーがBNBトークンを保有するメリットをうまく引き出し、結果的に価格上昇へ結びつけている。実際に、BNBトークンは時価総額ランキングでも8位にランクインしており、上位の仮想通貨の中でも唯一バブル期の最高値を更新している。