バイナンス証拠金取引に、仮想通貨テゾス(XTZ)を追加
世界最大の仮想通貨取引所バイナンス(binance.com)は26日、証拠金(マージン)取引に、仮想通貨テゾス(XTZ)を追加したことを発表した。これにより同プラットフォームにおけるマージン取引で取引できる仮想通貨は、計28通貨となる。
バイナンスは今年7月、各国のバイナンスユーザーに向けてマージン取引「Margin Trading Platform」を正式スタート。このマージン取引は、トレーダーがレバレッジ(実際の資金の何倍もの金額で取引が出来る)をかけ、現物取引よりも高い利益を生み出すことが可能だが、仮想通貨市場のボラティリティを考えると大きなリスクも伴う。
バイナンスと日本の証拠金取引の現状
また発表の際には、提供禁止国に「日本」が記載されていたにもかかわらず、同月21日、同プラットフォームの提供禁止国から「日本」と「カナダ」が消えており、使用できる状態になっている。そのため、日本人投資家が使用し、損失を出すケースが発生している状況だ。また最近では、マージン取引におけるレバレッジ倍率を5倍まで設定できる調整機能を有効にしており、マージン取引のためのレバレッジを3〜5倍で設定できる状況である。
さらに今年3月には、金融庁はこれまで証拠金取引に関して日本でのFXトレードと同様に、「金融商品取引法」を適用し規制対象するとしていたが、マージン取引を扱う仮想通貨交換業に対して、金融商品取引法上の登録手続きを要求することが報じられており、規制の目が厳しくなっている。