バイナンス、最大50倍の「イーサリアム先物」をテスト
マルタに拠点を構えている世界的な仮想通貨取引所バイナンスが、最大レバレッジ50倍のイーサリアム先物をテスト版を公開した。バイナンスの公式ツイッターの発表で明らかとなった。提供される取引ペアは、ETH/USDTとなっている。バイナンスでは現在ビットコインの最大125倍の先物取引が提供されているが、将来的にはここにイーサリアムが追加されることとなる。
Up to 50x leverage ETHUSDT contracts are now LIVE on the #BinanceFutures testnet!
50x $ETH
📊https://t.co/bObgHCarc8Join the official #Binance Futures TG group
🔮https://t.co/eIe5jy6zQM pic.twitter.com/ZsxmwVRGuc— Binance (@binance) November 23, 2019
CoinGeckoのツイートによれば、バイナンスの先物出来高は現在5位で約6億ドルとなっている。1位はOKExとなっており出来高は約26億ドル。その下には、HuobiやBitMEXなどが続いている。国内取引所のbitFlyerも第7位となっており、出来高はバイナンスを1億ドル下回る約5億ドルとなっている。
バイナンスの現状
バイナンスは現地企業と提携し、米国向けサービスとなるバイナンスUSをスタートするなど、精力的に事業を拡大している。独自発行のBNBも、時価総額ランキングで第8位となっており、取引所トークンとしては異例の躍進を続けている。IEOプラットフォームであるローンチパッドが好調なことも、BNB躍進の原動力の1つとなっているだろう。
一方で、CryptoCompareが最近発表した取引所ランキングでは、バイナンスがTOP10から陥落し、第12位となった。CryptoCompareのランキングでは、取引量やセキュリティなど、総合的な視点から評価が行われる。前回のランキングではバイナンスは第8位となっていたため、4つランクを落としたことになる。
このランキングでは、ウィンクルボス兄弟が運営する米取引所ジェミニが第1位となっている。また、同じく米国に拠点を構えているコインベースも第3位にランクインしている。国内取引所からも、Liquidが6位、bitFlyerが9位にランクインした。いづれの取引所も、自国の規制が厳しいこともあり、セキュリティ面などの安全性が高く評価された可能性がある。