コインチェックCEOが退任|後任は蓮尾聡氏
国内の大手仮想通貨取引所コインチェックは本日22日、経営体制の変更を発表した。同社の代表取締役である勝屋敏彦氏が退任し、代表取締役社長執行役員として「蓮尾聡氏」が新たなに就任した。
今回の経営体制の変更理由についてコインチェック社は、「変化のスピードが速い仮想通貨・ブロックチェーン業界において、今後さらなる事業の拡大や新たな挑戦をしていくためには、迅速な意思決定と執行をさらに速めることが重要である」とコメント。それに伴う人事の変更であることを説明した。
2018年4月よりマネックスグループ株式会社の傘下となり、経営管理態勢や内部管理態勢の改善、技術的な安全性の向上に努めてまいりました。(中略)
変化のスピードが速い仮想通貨・ブロックチェーン業界において、今後さらなる事業の拡大や新たな挑戦をしていくためには、迅速な意思決定と執行をさらに速めることが重要であると考え、新体制への移行を決定しました。」
また発表では、今後の仮想通貨取引所(プラットフォーム)について、「次の時代のスタンダードとなる価値交換のプラットフォームの創造」と、次の目標について明言している。
人事異動の詳細
勝屋敏彦氏は2018年4月、コインチェック社が大量の仮想通貨NEM(ネム)をハッキングされた後mマネックスグループ株式会社の傘下となり、代表取締役社長執行役員として就任していた。そして後任である蓮尾聡氏は、2005年5月にマネックスグループに入社。様々な経験を経て2019年11月、マネックスグループ株式会社執行役(現任)と、コインチェック株式会社代表取締役社長執行役員(就任)を務めることとなる。
また今年9月、マネックスグループはコインチェックの創業者である和田晃一良氏を、コインチェック株式会社の副社長執行役員とする役員の異動を決定していたが、今回の発表にて取締役に就くことが明らかになっている。