チュニジア中央銀行、独自仮想通貨の発行を正式否定

チュニジア中央銀行、独自仮想通貨の発行を正式否定

チュニジア中央銀行(BCT)は、中央銀行がデジタル通貨の開発(CBDC)をしているという噂を正式に否定した。この噂は、ロシアの国営通信社TASS通信が7日に報じた記事によって世界中に広まった

当該記事では、チュニジア中央銀行が法定通貨をデジタル化したEディナールの発行に着手したと報じており、中央銀行が発行する世界で初めての仮想通貨になると期待された。しかし、チュニジア中央銀行はこの噂について根拠のない情報であるとして反論を行なった。

公式アナウンスによると、チュニジア中央銀行は、経済や支払い手段のデジタル化とその反映への一環としてCBDCの研究を行なっていることは認めたが、まだ研究段階に止まっているようだ。その上で、現在BCTでは「デジタル通貨」ではなく「金融のデジタル化」に焦点を当てており、特にサイバーセキュリティーと金融の安定性の観点から研究を行なっていると述べている。

TASS通信は、ロシアの「Universa」プラットフォームを利用しCBDCが発行・管理されると報じたが、これに対しBCTは、デジタル通貨の作成を目的とした、国内及び海外のプロバイダーと一切の関係をもっていないと明言した。

チュニジア中央銀行、デジタル通貨の発行を計画

2019.11.11

ForexでのトランザクションはBCTと直接の関係は無い。

TASS通信では、Forex Club Tunisia(チュニジア外国為替クラブ)でEディナールの最初のトランザクションが誕生し、その席には中央銀行の総裁やIMFの代表が同席したと報じている。しかし、BCTとこのスタートアップの間には関係がないことを主張している。

「Forex Club Tunisiaイベントの最後に、イベントの一環としてBTCとは関係のない独立した民間スタートアップ企業によって行われたが、BCTとこのスタートアップとの間に道徳的及び法的な関係は無く、あくまでデジタル通貨の理論的なソリューションデモとして行われた。」

中国を中心としたブロックチェーンの促進と、中央銀行による仮想通貨の発行については今後、多くの報道機関からニュースが報じられることが予想されるが、実際のニュースと事実を区別するのは難しい状況になることが予想される。

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