ジョン・マカフィー、ビットコイン価格予想を2020年に200万ドルに変更

ジョン・マカフィー、ビットコイン価格予想を2020年に200万ドルに変更

アンチウイルスソフトウェアの先駆者であり、ウイルス対策会社「マカフィー」の創業者であるジョン・マカフィー氏はABICSummitのインタビューでビットコインの価格は2020年に200万ドルに達する考えを示した。マカフィー氏は2017年に予想した2020年までに100万ドルになると大胆に予想し、2019年に入ってもその意見を曲げる気はない旨を主張し聴衆を驚かせましたが、今回の発言は意見を曲げるどころか、より高い価値に到達する主張を行なっている。

「2020年までにビットコインが200万ドル以下の価値なら、数学に失望するほどの欠陥がある。」

ビットコインには限りがあり、その内の多くは永久に取れ出せないウォレットに保管されてている。そのため今後供給される予定のビットコインの数を含めても現在の価値では安すぎる。というのが彼の理論だが、楽観的すぎるのでは?との声も挙がっている。実際マカフィー氏は2018年の6月にビットコインの価格が1万5千ドルを越えると予想していたが、結果は大きく外れた。

ジョン・マカフィー、「ビットコイン2020年までに100万ドルに達する」=意見は曲げない

2019.10.04

2020年はビットコインの半減期に到達

ビットコインのブロック生成速度から試算すると、次の半減期は2020年の6月頃になると言われていますが、半減期を迎えると仮想通貨自体の希少価値が上がるという理由から価格が上昇するケースが多く見られる。

マカフィー氏の1ビットコイン=1億円までの価値上昇を予測しないまでも、ドイツのバイエルン州立銀行は2020年の半減期前までに960万円の価格になるのが適正であるというレポートを出している。これは、ビットコインは金によく似ているという点から、金の適正価格を試算する「ストック・フロー」比率をビットコインに当てはめた場合に上記のような価格が適正であると算出したようだ。

仮想通貨界隈に関わる多くの有識者が予想する将来的なビットコインの価格は楽観的なものが多く、その価格幅も非常に差がある。価格予想の情報に一喜一憂せず、論理建てて情報を精査することが重要であろう。