「バイナンスコインはhouse of cards(壊れやすい家)である」=仮想通貨ビットコインSV支持者Calvin Ayre氏
カナダ出身の実業家としてオンライン「カジノボードッグ・エンターテインメント・グループ」の創立者兼CEOであり、仮想通貨ビットコインSV(BSV)の熱狂的なファンでもあるCalvin Ayre(カルヴィン・エアー)氏は13日、世界最大の仮想通貨取引所バイナンスの独自通貨バイナンスコイン(BNB)について、「バイナンスコインはhouse of cards(カードの家)だと聞いています。」と発言。バイナンスコインが、いずれ崩壊すると見解を述べた。
I am hearing his Binance coin is a house of cards…proped up based on market manipulation, zero real utility or value…shame how many are going to get hurt when this all collapses. https://t.co/RhxzhbfcCq
— Calvin Ayre (@CalvinAyre) October 13, 2019
「バイナンスコインはhouse of cards(ハウス・オブ・カード)だと聞いています。市場操作、実質的な実用性または価値に基づいて支えられています。これがすべて崩壊すると何人が傷つくのか恥ずかしいです。」
米国に人気ドラマと同様の意味をもつ「house of cards(ハウス・オブ・カード)」という言葉は、日本語訳で「(トランプの)カードで作った家」という意味を持ち、「壊れやすい家(ここではバイナンスコイン)」と訳される。
Calvin Ayreがバイナンスに攻撃的な理由とは
エアー氏は先日にも、仮想通貨取引所バイナンスへ批判的なコメントを残しており、同取引所が提供を発表したステーキングプラットフォームについて、「バイナンスは違法で、12か月後にシャットダウンします」と、CNNのインタビューに答えていた。これら一連のエアー氏によるバイナンスへの攻撃的な発言の背景には、仮想通貨BiicoinSV(BSV)が大きく関係していると考えられている。
取引所バイナンス今年4月、ビットコインキャッシュから分裂(ハードフォーク)して誕生した仮想通貨ビットコインSVを、同取引所バイナンスから上場廃止にすると正式に発表。この上場廃止のきっかけは同月12日、ビットコインの創始者とされる「サトシ・ナカモト」を自称するBitcoinSVの創始者であるクレイグ・ライト氏が、ビットコインコミュニティーのメンバーを名誉毀損で訴える構えを示し、これに対してバイナンスのCEOが「クレイグ・ライトはサトシじゃない。もう我慢の限界だ。上場廃止だ!」とツイートしたことが始まりである。
そのため、ビットコインSVの熱狂的なファンであるエアー氏は、バイナンスおよびCEOであるCZ氏に対して、不信感を抱いているようである。この問題については、水面下でどのような動きがあるのか判断することはできないが、大きな問題が起きそうな空気が漂っている。