仮想通貨取引所Binance、正式にBitcoinSV(BSV)を上場廃止へ

仮想通貨取引所Binance、BCHからのハードフォークで誕生したBitcoinSV(BSV)を上場廃止へ

大手仮想通貨取引所Binanceは15日、仮想通貨BitcoinSVを上場廃止すると発表した。

以前からバイナンス CEO ジャオ・チャンポン(通称:CZ)はBitcoinSVの上場廃止を示唆していたが、今回の正式発表に至った。


BinanceはなぜBitcoinSVを上場廃止にしたのか

Binanceは公式発表で上場廃止の理由を基準に満たなかったと説明。

公式発表された基準となる項目は以下の通り。

  • プロジェクトへのチームのコミットメント
  • 開発活動のレベルと質
  • ネットワーク/スマート契約の安定性
  • 広報のレベル
  • 定期的なデューデリジェンス要求への対応
  • 非倫理的/詐欺的行為の証拠
  • 健康で持続可能な暗号エコシステムへの貢献

上記、7点を挙げた。

しかし、CZは12日、ビットコインの創始者とされる「サトシ・ナカモト」を自称するBitcoinSVの創始者であるクレイグ・ライト氏がビットコインコミュニティーのメンバーを名誉毀損で訴える構えを示したことから、「クレイグ・ライトはサトシじゃない。もう我慢の限界だ。上場廃止だ!」とツイート。


果たして上場廃止の本当の理由は何なのだろうか。

CZのツイートや、今回の上場廃止の正式決定からSNS上では「BitcoinSVを上場廃止にしよう」という運動が広がっている。時価総額上位で、注目の的であるBitcoinSVを他の取引所がどう対応するのか気になるところだ。

踏み絵とはまさにこのことだろう。

バイナンスCEO、「クレイグ・ライトはサトシではありません。これ以上は我慢できない。上場廃止!」とツイート

Binance CEO CZ「正しいことをした」

今回の上場廃止に関して、大切なポイントはそれだけでない。

それは「通貨の上場廃止を取引所の一存で決められてしまう」という点だ。

仮にもマイナーがいて、コミュニティが存在し、ユーザーの取引が流動性を支えている。

まして、明確な問題があるとユーザーが知り得る前に上場廃止が決定してしまった。

この点については、SNS上でも賛否両論が巻き起こっている。

CZ本人は「正しいことをした」とツイート。


本当に正しいこととは何なのだろうか。それは自分自身で考える必要があるのかも知れない。

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