「2020年のビットコイン半減期は、上昇しない可能性がある」=最大手マイニング企業BITMAIN創設者

「2020年のビットコイン半減期は、上昇しない可能性がある」=最大手マイニング企業BITMAIN創設者

世界で最も有力なマイニング企業Bitmain(ビットメイン)の共同創設者であるJihan Wu(ジハン・ウー)氏は、同社が共同主催するカンファレンス「WORLD DIGITAL MINING SUMMIT 2019」にて、2020年上半期に訪れると予想されるビットコインの半減期についてコメントした。

同氏はカンファレンスにて、前回のビットコイン半減期が上昇したにも関わらず、「ビットコインが半分になった後、強気市場が訪れない可能性がある」と発言したことが、中国ブロックチェーンメディア 8BTCの報道によって明らかになった。

「多くの不確実性がありますが、今は仮想通貨マイニングに投資する良い機会です。私がマイナーだったら、採掘をやめるのではなく、採掘設備に投資し続けます。現在、短期的に価格を修正しています。長期的な視点を持つことは重要です。ビットコインの価格が半分になっても変わらない場合、効率と計算能力のバランスをとるために、既存の機器の効率を改善する必要があります。」

マイニングと半減期について

ビットコイン(BTC)は、中央集権の管理体制ではないため、ブロックチェーン技術を活用し、取引データなどを正確に記録するためにマイナー(採掘者)が必要になる。これらは複雑な計算を行い、正確に記録したマイナーに報酬が与えられる仕組みが採用されているのだ。このようにブロックチェーン上へ正確に記録し、報酬を受け取ることをマイニングと呼ぶ。

また半減期は、このマイニング報酬が半分になってしまう時期のことを指す。ビットコインがナカモトサトシによって作成された当初、2008年のマイニング報酬は50BTC。4年後の2012年には25BTC、2016年には12.5BTCとマイニング報酬が、半分になる時期を、半減期と呼んでいる。

ビットコイン(BTC)の「半減期」とは?|2020年に到来した後、ビットコインは上昇するのか?

2019.05.14