バイナンス・ジャージーが、英ポンドと連動した独自ステーブルコイン「BGBP」をローンチ

バイナンス・ジャージーが、英ポンドと連動した独自ステーブルコイン「BGBP」をローンチ

イギリス王室属領のジャージー島に拠点を置く大手仮想通貨取引所バイナンスの支社、バイナンス・ジャージーが、英ポンドと連動した自社開発のステーブルコイン「BGBP(Binance GBP)」をローンチした。

バイナンスは今年6月、イギリスのポンドと連動したステーブルコインを開発していることをカンファレンス「Money20/20」で公表。公式発表から、わずか1カ月半でローンチが実現される形となった。

バイナンス・ジャージー設立

ローンチを先導したバイナンス・ジャージーは、英ポンドやユーロなどフィアット(法定通貨)取引の実現を目的として、今年1月に設立。ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の現物取引を可能にしていた。1月時点のサービス対象管轄は日本を含む58カ国。

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バイナンスCFOのWei Zhou氏はBGBPの開発を公表した際、「法定通貨系アセットにおけるユーザーの選択肢を増やすために開発に取り組んでいる」と話しており、今回の開発は、ステーブルコインの選択肢を増やして欲しいユーザーコミュニティの要望を受けた取り組みの一つとみられる。

バイナンスは6月中旬に、BTCと連動したバイナンスチェーン上のBEP2規格トークン「BTCB」の発行を発表しており、今後も法定通貨や他チェーン通貨のプラットフォーム移植に力を入れていくという。(小村海)

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