大手クレジットVISA、仮想通貨カストディ提供のAnchorageへ4,000万ドルを出資
大手クレジットカード関連のサービスを提供するVISAは10日、機関投資家向けのカストディサービスを提供するベンチャー企業Anchorage(アンカレッジ)に対して、4,000万ドルを出資したことがFORTUNEの報道によって明らかになった。
今回、ベンチャーキャピタルであるBlockchain Capitalが主導で資金調達ラウンドBとして開催され、VISAやAndreessen Horowitzなどが資金を出資したという。6か月前行われた資金調達(ラウンドA)にてアンカレッジは既に、1,700万ドルの資金調達を完了しており、今回のラウンドBで計5,700ドルの資金調達が完了したことになる。
アンカレッジの共同創業者兼CEOであるDiogo Monica氏は、次のように述べている。
「カストディアンとして、私たちの仕事は他の会社が彼らの業務が円滑に運営されるために頼っている金融配管を構築することに集中しています。この点で、私たちは常にビザをモデルとして見てきました。
Visaは、この用語が登場する前は“最先端”であり、常に金融インフラの先駆けとなっていました。AnchorageへのVisaの投資は、エコシステム全体の検証および暗号化が将来のグローバル金融の重要な役割を果たすという認識として、当社だけでなく業界にも役立ちます。」
アンカレッジは、最新のセキュリティエンジニアリングを利用して、より高度なセキュリティ分野へのアプローチを行なっており、コールドストレージに基づいた保管サービスを計画している。また、秘密鍵を安全なハードウェアで生成して保存することで、どのライフサイクルでも公開されることはないという。