取引所Kraken(クラーケン)、ビットコインSV(BSV)の「上場廃止」を正式発表

取引所Kraken(クラーケン)、ビットコインSV(BSV)の「上場廃止」を正式発表

米国の大手仮想通貨取引所であるKraken(クラーケン)は16日(米国時間)、同プラットフォームであるKrakenから、ビットコインSV(BSV)を上場廃止にすることを正式発表した。

今回のビットコインSVの上場廃止は、クラーケンの公式ブログにて発表され、取引所クラーケンへのBSVの入金は、4月22日に終了、取引はすべての取引ペアで4月29日まで、出金引は5月31日までとなっている。

今回、クラーケンがビットコインSV(BSV)を上場廃止にした背景には、世界最大の仮想通貨取引所Binance(バイナンス)のCEOであるCZ氏が、自身のツイッターにてクレイグ・ライトはサトシではありません。これ以上は我慢できない。上場廃止!」と呟いたのがきっかけとなった。

バイナンスはこのツイートの後、同月15日にビットコインSVの上場廃止を決定し、それに追随してクラケーンが上場廃止した形となる。

また取引所クラーケンに、ビットコインSV(BSV)が上場したのは2018年11月であり、わずか5か月で上場廃止となってしまった。

上場廃止までの流れ

クラーケンの公式ツイッターでは、「同取引所でビットコインSVを上場廃止するべきか」というアンケートが実施され、その中では上場廃止について「すべきである、有毒だ」「すべきでない、価値を見出す必要がある」「すべきでない、すばらしい通貨だ」「どうでもいい」と4択での回答を求めており、次のような結果から上場廃止が決定したようだ。

また、正式に上場廃止が発表された公式ブログの内容でも、クラーケンは次のように述べている。

「仮想通貨は、より良い世界を創造することです。Krakenでは、この使命を真剣に考えています。私達の焦点はデジタル通貨が提供する自由を提供することにあります。集中システムからの自由、経済的自由、そして批判的には、抑圧からの自由。未来に対する私たちのビジョンは、それがすべての人のために機能しない限り機能しません。」

「そして7万人以上のKrakenユーザーとの協議の中で、私たちはBitcoin SVを上場廃止することにしました。」

今後はクラーケンだけではなく、仮想通貨取引所全体に上場廃止の波が訪れていきそうである。

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