ビットコイン(BTC)の下落の要因となった、ビットコインキャシュ(BCH)のハードフォークは、結果的にBitcoinABC(ビットコインABC/BCHABC)と、BitcoinSV(ビットコインSV/BCHSV)の、2つのチェーンに分かれ形でハードフォーク戦争が終わりを迎えた。
ビットコインABCは、アップグレードとして追加的なコードを追加し、ビットコインSVは、ブロックサイズを32MBから128MBへと拡張。両方ともにアップグレードを進めている状況だ。
クラーケンはビットコインSVのサポートを開始
そして19日、米国の大手仮想通貨取引所「Kraken(クラーケン)」は、ビットコインキャッシュ(BCH)のハードフォークで分裂した2通貨の両方をサポートすることを、どプラットフォームのブログにて発表した。また、ビットコインSVの取引ペアは次のようになっている。
- BSV / BTC
- BSV / USD
- BSV / EUR
取引所クラーケンはBCHのハードフォークが行われる以前の10日、ブログにてビットコインABCのみ、サポートをすることを次のように発表していた。
Krakenはbitcoinash.orgによって発行されたBitcoin Cashアップグレードロードマップに従うBitcoin ABCのみをサポートします。
また、ビットコインABCのトークンは、取引所クラーケンにて「BitcoinCash(BCH)」として表記されているが、ビットコインSVに関しては、「BitcoinSV(BSV)」という名称で同取引所はサポートしているようだ。
しかし、クラーケンはブログの中でビットコインSVについて「警告」と題した表記をし、「ビットコインSVは、クラーケンでのトークン取り扱いや、上場に対する要件を満たしていない。ビットコインSVには、非常に高いリスクの投資と見なされるべきです。」と述べている。