仮想通貨取引所Kraken(クラーケン)がロシアの全ユーザーアカウントを閉鎖

Krakenがロシア全ユーザーのアカウントを閉鎖へ

EU(欧州連合)がロシアに課した最新の制裁を受け、仮想通貨取引所Kraken(クラーケン)は、ロシアの顧客へのサービスを終了し、全ユーザーのアカウントを閉鎖下事が分かった。

米国を拠点とする仮想通貨取引所であるKrakenは、サービスをロシアの消費者に制限するプラットフォームのリストに加わった。この決定は、EUがウクライナへの侵略に対して課した最新制裁の結果としてもたらされたものである。ロシアユーザーとの関係をすでに終了している他の取引所には、BlockchainComCryptoComなどが知られている。

Krakenがロシアに対する制裁を発動するきっかけとは

2022年2月に始まったウクライナに対するロシアの軍事作戦は、欧米諸国に反撃を引き起こし、多くの国が侵略者に財政的および経済的制裁を課し、それを取り戻そうとしたものの、これまでのところほとんど成功していない。

仮想通貨業界も複数の策でこれらに関与しており、複数企業がロシア向け顧客へのサービスを停止した。当初、Krakenは制裁策に従うことを拒否しており、数カ月前には、同社元CEO(最高経営責任者)であるジェシー・パウエル(Jesse Powell)氏は、「ビットコインはリバタリアン(libertarianism=個人的自由、経済的自由の双方を重視した自由主義上の政治思想・政治哲学の立場のこと)の価値観を具現化したものである」と主張。そのため、同社はそのための法的要件なしにロシアのユーザーを制限することはないと公言していた。

日本語訳:
krakenはすべてのロシア人ユーザーのアカウントを閉鎖しました。利用可能な唯一の機能は引き出しです。

しかし、10月初めにEUが最新の制裁を用いてロシアを非難した際、これらの状況は一気に変わっていった。これらには、ロシア人とヨーロッパのウォレットプロバイダー間すべての仮想通貨取引の違法化が含まれており、これがKrakenの姿勢反転を引き起こした。同社はすべてのロシアの顧客のアカウントを閉鎖するとメールにて通知。ただし、これまで同取引所に口座を開設していたロシアユーザーは、資金を引き出すことがで切るとして次のように述べている。

変更があれば、サポートセンターを更新します。ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

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