ビットコイン開発者による「MimbleWimble」と「Lightning Network」議題について

ビットコイン開発者による「MimbleWimble」と「Lightning Network」議題について

ビットコイン(BTC)は送金通貨として金融市場の革新的な技術として注目されている。しかしその反面、送金遅延(スケーラビリティ問題)や手数料の問題など数々の課題をかけているのも事実である。

2019年24日から26日までラスベガスにて開催されたビットコインのイベント「Unconfiscatable」にて、ビットコイン開発者や有識者による多くの議論が行われ「MimbleWimble」と「Lightning Network」の技術について話し合われた。

今回のイベントは、Braiins SystemsのCEOであるJan Capek氏がによって主催され、プログラムングブロックチェーンからJimmy Song氏がモデレーターとして登壇、その他にもCRYPTOGRAPHY CONSULTANTのCEOであるPeter Todd氏やMempool Partnersの創設者であるJohnny Dilley氏などが登壇し議論を交わした。

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「MimbleWimble」と「Lightning Network」

ビットコインの主に課題とされているスケーラビリティ問題に関しては、「MimbleWimble」と「Lightning Network」が注目の議題として挙げられ登壇した有識者の意見はそれぞれ異なるものとなった。

Johnny Dilley氏はこのイベントにて「MimbleWimbleがこれらか注目されるべき技術である」と指摘した。また、同氏はこれに続けて「私はおそらく今後もMimbleWimbleがビットコインにとって必要な技術であると言うでしょう。複雑に送金の転送を繰り返されるビットコインにとってはかなりの改善になる。」と発言した。

これに対してJan Capek氏は「これまでLightning Networkはビットコインにとってもっとも重要な技術の話題であった。Segwitが承認されることでLightning Networkが可能になりつつある。」と発言。MimbleWimbleの技術に対して否定的な考えはもていないようだ。

最近大きな注目を集めている技術「MimbleWimble」はスケーラビリティを解決できる手段ではあるが、過大評価されているという意見もある。

Peter Todd氏はJan Capek氏の意見に賛同し「少し過大評価されている。MimbleWimbleは最終的に以前と変わらぬスケーラビリティ問題を抱えることとなる。」と述べた。

「MimbleWimbleを使用してすべてのトランザクションを実行できるので、大量に圧縮することができますが、残ったデータはまだ残っています」「そして、すべてのデータをBitcoinと同じ標準に完全に準拠させて検証するためには、そのデータを常に保存する必要があります。だから、そうそう、あなたは実際にはビットコインよりも基本的にスケールが良くないシステムを持っています。」

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