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コインベースCEOがUAEの仮想通貨規制を称賛=中東への動きを刺激か

コインベースCEOはUAEによる仮想通貨への取り組みを称賛

コインベース（Coinbase）のブライアン・アームストロング（Brian Armstrong）CEO（最高経営責任者）は、UAEアラブ首長国連邦の仮想通貨規制に対する先進的なアプローチを称賛しており、中東への動きを加速させるのではないかとみられている。

日本語訳：
UAEアラブ首長国連邦は、仮想通貨に関して先進的な考えを持っていることで多くの称賛に値します。世界初の専用の仮想通貨規制当局、明確なルールブックが公開されており、ビジネスに優しく、強力な顧客保護を備えています。これまでの訪問を本当に楽しんでいます。

同CEOは最近のツイートで、UAE が専用の仮想通貨規制当局を持つ初の国であり、明確なルールブックを発行し、強力な顧客保護を備えたビジネスに適した環境を作り出していることを称賛。同CEOのコメントは、SEC（米国証券取引委員会）による現在進行中の仮想通貨の取り締まりと、コインベースが中東への移行を狙っているのではないかという憶測の中で出てきたものだ。UAEは、有利な規制とビジネスに適した環境により、多くの仮想通貨企業を魅了してきた。2月、アラブ首長国連邦中央銀行はデジタル通貨を立ち上げる計画を発表。これにより、国の仮想通貨産業がさらに後押しされる可能性がある。

コインベースはUAEに移動するのか

UAE の仮想通貨に対する前向きな姿勢は、規制へのアプローチに反映されており、2019年、UAEの証券商品庁はICO（イニシャル コイン オファリング）規制を導入し、発行者は規制当局に登録して特定の開示要件を満たす必要がある。

日本語訳：
アラブ首長国連邦のアブドゥラ・ビン・トゥク・アル・マリ経済大臣との素晴らしい会談

同国の中央銀行は、AML（マネーロンダリング対策）やCTF（テロ資金供与対策）対策など、仮想通貨活動に関するガイドラインも発行。コインベースは、米国市場を超えて事業を拡大するために、新しいグローバル取引所の立ち上げをすでに発表。この動きは、同社がSECとの法的な問題に直面している事が背景にある。今後数カ月以内に開始される予定の新たな取引所によってコインベースは新しい市場に拡大し、世界中の顧客にサービスを提供できる。同社は、取引所が利用できる国をまだ発表していないものの、事業を大幅に拡大することが期待されている。

さらに、同CEOのUAE訪問は、中東の投資家や規制当局からの仮想通貨への関心の高まりを浮き彫りにしている。世界中でより多くの国が仮想通貨に対して好意的な姿勢を採用するにつれて、業界の成長が見られる可能性があり、より多くの企業が事業を新市場に拡大しようとしている。

コインベースCEOはSECを非難

コインベースはここ最近脚光を浴びており、SECからの規制上の課題に直面しており、SECは2023年初めにウェールズ通知（Wells Notice）を会社に提供し、人気取引所の将来についての懸念を引き起こした。

CNBC との最近のインタビューで、同CEOは、SEC に対する不満を声高に表明し、規制機関が仮想通貨業界に対する「唯一の十字軍」であると非難しているほか、SECのゲイリー・ゲンスラー（Gary Gensler）委員長が「アンチ・クリプトの見解」を取っていると非難。これらの課題にもかかわらず、同CEOは、コインベースが米国市場を離れることはないと主張。当NEXTMONEYの4月20日付特集記事「コインベース（Coinbase）CEOが米国の規制を理由に移転の可能性を警告」で報じたように、同CEOは先月、同社が本社を海外に移転せざるを得なくなる可能性があると示唆している。

同CEOは、包括的な仮想通貨法がすでに可決されているEU（欧州連合）など、世界の他の地域における仮想通貨規制へのより「思慮深いアプローチ」を指摘。また、英国がコインベースの重要な市場になっていることを指摘し、業界に対する歓迎的な態度について英国を称賛した。

コインベース（Coinbase）CEOが米国の規制を理由に移転の可能性を警告

2023.04.20

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