大手仮想通貨取引所OkCoinにトロン(TRX)が上場決定
世界最大の仮想通貨取引所であるOkCoinにトロン(TRX)が上場することが決定した。上場決定のニュースを受けて、時価総額ランキングでは現在8位と様々な仮想通貨を追い抜いき、トロンは上位の仮想通貨となりつつある。
“WIN up to $3000 worth of $TRX by becoming one of the top 20 traders of TRX/USD, TRX/BTC or TRX/ETH on OKCoin! #OKCoinXTRONhttps://t.co/hO1GD5J5iC” pic.twitter.com/Hr497oDkJq
— OKCoin (@OKCoin) 2019年1月17日
トロンがOkCoinに上場に至った経緯としては2018年にNeoWorldやBaiduといった有名企業と提携を行ったことを評価してのこととOkCoinは語っており、トロンの影響力を評価している。
最近ではトロンベースのトークンであるTRC-10トークンもABCC(仮想通貨取引所)に上場するなどトロンのポジティブニュースが相次いでいる。
トロンはプラットフォーム通貨
トロンと聞いてどの様な仮想通貨か分からない方は多いのではないだろうか。
トロンは2017年8月に誕生したトロンはICOにおいて30秒で完売するという伝説からスタートした仮想通貨。決済機能を主軸としたビットコイン等の仮想通貨とは異なり、動画やゲームといったコンテンツをアップすることが可能なプラットフォーム通貨だ。
イーサリアムに代表する「スマートコントラクト」を採用されており、デジタルコンテンツをブロックチェーンを介すことにより、コンテンツ発信をしている人やコンテンツを楽しむ人どちらも平等になることを目指している。
世界中ではせっかくコンテンツを作成したとしても、中間搾取によって利益がコンテンツ配信者に届かないといった問題がある為、ブロックチェーンによって平等になれば大きな成果となる。
しかし、ホワイトペーパーのコピー疑惑や10年かかるロードマップなど「詐欺の可能性」も懸念されている。ロードマップを記すと、以下のようなアップデートが用意されており「イーサリアム」を想起させるが、完了するのが2027年と途方もなく長い。
- odyssey
- Great Voyage
- Apollo
- Star Trek
- Eternity
今回、OkCoinに上場したものの、ロードマップが「詐欺」であったり不正なBurnが発覚すると上場取りやめになる可能性がある為、手放しで喜ぶことは出来ない。確かに有名企業との提携は喜ばしいところではあるが、今後トロンがしっかりロードマップを順守できるのか、Burnによって価格をつりあげないのか、注目すべき点はたくさん存在する。