2019年1月19日に仮想通貨全体の価格が急落、ビットコインにおいては3800ドルを下周り3600ドルに達する暴落を観測した。
今回の暴落の原因は「ダークウェブ」に大手仮想通貨取引所の顧客情報が流出したことが原因とされている。流出事件では以下の大手の仮想通貨取引所から顧客情報が流出しているとされており、その危険性は計り知れず今後の対応が注目される。
- ビットフィネックス
- ポロニエックス
- ビットトレックス
仮想通貨取引所はその性質から「ハッカーの標的」とされることが多い為、まだまだ安心できない状況だ。
これらのハッキングされた取引所のなかにはハッキング当初、世界トップの取引量を誇るバイナンスも含まれていたが、今回のハッキングに関する情報を報道した海外サイトCNNに対して同取引所のCEOであるCZ氏は「無責任な仮想通貨ご愉快のジャーナリズムに失望している」と言及している。
Thank you! I can’t believe CCN makes articles/FUD this bad. The original Reddit post didn’t even include Binance. CCN also admit they did not verify or see any stolen data. Irresponsible in-industry journalism. Disappointed! https://t.co/1ACiY13xsd
— CZ Binance (@cz_binance) 2019年1月22日
ダークウェブとは
普段生活しているだけでは聞き覚えがないと思われる「ダークウェブ」。去年のコインチェックXEM流出事件で「ダークウェブ」という言葉を耳にしたことががあるかもしれない。
普段私達が利用しているインターネットは「サーフェイスウェブ」と呼ばれており、検索結果に犯罪性のあるものやパスワードがついているもの、ポルノサイトといったものが検索結果から除外されている。その名の通り「表面上のウェブ」なのだ。
インターネット上に存在するウェブデータのうちたった10%しか「サーフェイスウェブ」として表面化してないため、残り90%は「ディープウェブ」や「ダークウェブ」といった形で存在し、Google検索などの一般的な検索エンジンでは表示されない。
では何の為に「ダークウェブ」が存在するのかというと、国家が不当に通信を傍受している状況から身を守る為に匿名性の高い員ンターネットを構築することが目的とされている。しかし現在では犯罪の温床となっているのが実態だ。
コインチェックXEM流出事件の際もこの「ダークウェブ」を介して身元が分からないようになってしまい、資金洗浄に成功している。