専門家が世界的な仮想通貨の採用について語る
金融関連企業サービスを提供するReal Vision(リアル・ビジョン)のラウル・パル(Raoul Pal)共同創設者兼CEO(最高経営責任者)は、金融分野における仮想通貨の将来について楽観的な見方を表明したうえで、仮想通貨はインターネットの2倍の速さで成長していると語っている事が分かった。
On days like today, just remember that crypto is still being adopted at twice the speed of the internet and should reach something like 1 billion users by the end of 2025… pic.twitter.com/Uy0ixwVFrI
— Raoul Pal (@RaoulGMI) April 2, 2024
今日のような日には、仮想通貨は依然としてインターネットの2倍の速度で採用されており、2025年末までにユーザー数は10億人に達するはずだということを思い出してください。
Bankless『Raoul Pal’s Bull Market Guide(日本語訳:ラウル・パルの強気市場ガイド)』より動画引用
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同氏は、インターネットに対する仮想通貨の普及率を計算する際には、ウォレットアドレスとIPアドレスの量をそれぞれ考慮する必要があることを明らかにした。
同氏は、統計により仮想通貨を使用している人は約5億5,000万人であることが明らかになったと述べた。しかし、同氏はこれに同意せず、この推定値を「中間曲線」とし、この数字は仮想通貨ユーザーではなく「アクティブなウォレットアドレス」を表すべきであると主張。同氏は、仮想通貨の膨大な使用事例を詳しく調査し、金融システム全体が最終的には、トークン化されたレールに移行するが、仮想通貨セクターが進化し、安全性が高まるにつれて、この採用プロセスには時間がかかると述べている。同氏は、仮想通貨導入により、2025年末までにユーザー数が10億人に達する可能性があると予測。さらに、業界全体の時価総額が強気サイクル中に12兆ドル(約1851.4兆円)、3032年サイクルの終わりまでには100兆ドル(約1京(けい)5,428兆3,000億円)に急増すると予想している。
仮想通貨への導入効果
ポッドキャストの中でパル氏は、仮想通貨の普及率はデジタル資産がどの程度強気になるかを示す指標であると示唆している。
同氏はソラナ(Solana/SOL)を参考に、2021年の前回の仮想通貨の強気相場で仮想通貨が指数関数的な上昇を見せ、史上最高値を更新したことを明らかにしている。この予想外の増加は、世界の投資家やユーザーによるソラナの急速な採用によるものと考えられている。さらに同氏は、どのアルトコインが今後の強気相場を主導するかについて不確実性があることを認め、最も高い採用率を持つ仮想通貨が最も有望な候補であると強調した。
同氏は、スイ(Sui/SUI)、アプトス(Aptos/APT)、コスモス(Cosmos/ATOM)などの仮想通貨がアルトコイン強気相場の潜在的な候補であることを明らかにした。さらにパル氏は、仮想通貨市場は現在夏季への移行期にあり、ビットコインは全体的な優位性が弱まる前に新高値を更新すると予想され、アルトコインシーズンの始まりを告げていると明らかにした。