時価総額3位に位置し、送金プラットフォームを構築する仮想通貨リップル(XRP)は2018年末までにアラブ首長国連邦のドバイにオフィスを開設することを発表した。
今年、ドバイで開催されたGlobal Islamic Economicサミットでは、リップルのブローバルインフラ改革のトップであるDilip Rao氏は、金融に関連する企業が注目すべきは「国境を超えた送金に関する分野である」と述べ、リップルは中東ではほとんどのユーザーに認知されていると述べている。
すでにリップルは数多くの銀行と提携を行なっており、サウジアラビア3つ、クウェートに2つ、バーレーンに1つ、オマーンに1つ、アラブ首長国連邦に1つある。同氏はこれらの市場は急激に成長する可能性があるとして分析しているようだ。
仮想通貨リップル(XRP)が年末までにドバイにオフィスを設立することを発表
世界の送金に関する市場は、中東諸国に海外からくる外国労働者が多数在籍していると統計が出ており、それに伴い国際送金が最も多くされているようである。2016年にはサウジアラビには1000万人以上の海外労働者が在籍しており、それらの市場はこれから急激に成長すると推測されている。
リップルは以前より、様々な市場へとアプローチを初めており、先月の26日にはブロックチェーン技術やそれらの技術を提供している「Ripple Labs(リップルラボ)」は、米国大手ブラウザを提供するGoogle(グーグル)社のプロダクトマネージャーである「Amir Sarhangi(アミル・サルハンギ)氏」をメンバーとして採用。また、1971年に創業された米国の独立格付機関であるWeiss Ratings(ワイスレーティングス)社の仮想通貨格付けでは、「B」評価で全体で首位となる評価を受けている。