仮想通貨の価格推移が平坦な状態が続くなか、時価総額で4番目に位置する仮想通貨ビットコインキャッシュ(BCH)は今月2日より、約48,000円から約12%の上昇率をみせ、約52,500円の価格上昇をしている。
この仮想通貨ビットキャッシュの価格上昇について大きな要因とされているのは、BCHのハードフォークである。BCHネットワークのハードフォークは年に2回行われ、プロトコルのアップグレードの一部として行われている。
しかし、BCHの公式発表ではトークンスワップすることは発表されておらず、実際に1:1のトークンスワップが実施されればさらなる上昇も期待できる。
これについて世界最大の取引所とされているBinance(バイナンス)は、ハードフォークをサポートすると公式で発表。そのほかにも公式発表でハードフォークに対応する取引所は次のようになっている。
- Coin nex
- Bitasiaex
- CoinEX
- Binance
- SBIバーシャルカレンシー
- Coinbase
ハードフォークの発表による価格上昇
BCHがハードフォークを実施するにあたり、価格は大きく上昇している。冒頭でも説明したように2日には、約48,000円から約12%の上昇率をみせ、約52,500円の価格上昇。その後は一時約60,000円まで価格は上昇し、2日からの上昇率は25%と、仮想通貨市場が下落トレンドが続いるなかで大きな光となっている。
仮想通貨の歴史の中で、ハードフォークによる価格の上昇は多く見られる現象である。ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などの仮想通貨がハードフォークを行う際、約半月前から大きな価格上昇を見せる傾向がある。しかし、ハードフォークを発表した通貨のなかには上昇が見られない通貨も多いのが現状だ。
さらに、ハードフォークを実施した通貨は投資したユーザーや投資家による売り圧がかかるため、下落トレンドに入る可能性が高い。
しかし、大手取引所のバイナンスやCoinbaseがハードフォークに対応することが発表され、同数のトークンが付与されることを期待したユーザーや投資家による価格上昇は仮想通貨市場のとって大きなメリットと言える。