DeFiプロトコル開発のUniswap、資金調達シーズンAで1100万ドルを調達
分散型プロトコル「Uniswap」は6日、シリーズAの資金調達ラウンドで1,100万ドル(約12億円)を調達したことを公式ブログで報告した。
今回の資金調達ラウンドはアンドリーセン・ホロウィッツが主導し、Union Square Ventures, Version One, Parafi Capital, Variant, SV Angel and A. Capital. などが参加し、2019年のUniswapによるシード資金調達ラウンドに参加したParadigmもシリーズAに参加している。
シリーズAの資金調達は主に、Uniswap V3構築に関するチームやプロジェクトの成長や、プロトコルの柔軟性と資本効率を劇的に向上させることが目的である。またUniswap V3に関する詳細については、現時点では発表されていないものの、今後数ヶ月以内にデザインがイーサリアムコミュニティで発表されるという。
資金調達を完了させたUniswapは、公式のブログ投稿似て次のようにコメントしている。
この投資ラウンドは、チームを成長させてプロトコルの柔軟性と資本効率を劇的に向上させるUniswap V3を構築するのに役立ちます。私たちは、今後数か月でデザインをイーサリアムコミュニティに発表するのを待ちきれません。
分散型のプロジェクトは2020年に突入し大きく飛躍している。実際に7月のDEX取引量は過去最高の43億ドルに急増し、Uniswapがそのトラフィックの41%を占めている。またUniswap自体は、ここ数ヶ月でボリュームの増加は急激なものである。
Dune Analyticsの調査データによると、Uniswapが24時間のDEX取引において46%となる1億1,250万ドルのボリュームを記録し、DEX週次ボリュームの約40%を約7億4千万ドルを占めていると推定している。UniswapはDEXの人気ランキングは現時点で3位、CurveはBancor Networkに次いで5番目にランクされている状況だ。