Casaがビットコイン即時購入に!
仮想通貨を自分で管理できることで人気の高いビットコイン資産管理サービスを提供するCasa(カーサ)が6日、ビットコインの即時購入とモバイルアプリケーションのサポートを新たに追加した。
プラットフォームのユーザーは、Casa Appでビットコインを直接購入できるようになり、Apple Payを介して支払いができる。これらの新機能は現在iOSで利用でき、Android向けアプリも現在開発中で、完成次第利用可能になるとのこと。コロラドを拠点とするスタートアップ企業Casaでは、ビットコインの購入プロセスが複雑な主要取引所を主に取り扱っている。
長い間、ビットコインの購入は複雑で多くのプロセスが必要であった。その理由として、お金を地球の反対側の取引所でもリアルタイム取引できるため複雑になった。サービスを提供する側の企業は、ユーザーアカウント内を自由に閲覧できたり、スパムしたりするために使用できるIDの証明を送信することから、高度な技術を駆使してログできるなど、ユーザーにとっては不要と感じる機能が加わった。これらはすべての段階で、単純なトランザクションであるはずのものにさらなる複雑な機能が加わったことで、ユーザーにとって複雑な仕組みに変わってしまっている。
同社では即時購入を容易にするため、スタートアップ企業のCasaはオンライン決済APIプロバイダーであるWyreと提携した。すべてのトランザクションについて、ビットコインの購入者は、0.30ドルの定額料金と、その他の標準のデビットカード料金、米国発行のカードでは2.9%、国際カードでは3.9%を支払う必要があります。これらに加え、仮想通貨取引はブロックチェーン上で直接行われ、購入ごとに処理のマイニング料金が発生する。
Casaからビットコインを購入すると、標準の状態・動作条件、初期設定で安全だとアピールしている。デフォルトではユーザーが管理しており、各ユーザーの所有するビットコインは他の誰のものでもないと、ニック・ノイマン(Nick Neuman)CEOは語っている。
現時点では、サービスはアメリカニューヨーク州、テキサス州、コネチカット州へサービスが提供されており、今後、現在サービス提供リストに掲載されていない他の州にもサービスを拡大させていく予定だ。スタートアップ企業のCasaは、アメリカ国内およびグローバル市場の両方での事業拡大に焦点を当てている。
Casaは今年4月、ユーザー自身が突然亡くなっても、家族や愛する人へ資産を遺するための相続可能なウォレットサービスの提供をスタートさせるなど、他社とは一線を画すサービスで高い関心が寄せられているスタートアップ企業だ。