分散型取引所の日次ボリューム、2か月で50倍に増加

分散型取引所の日次ボリューム、2か月で50倍に増加

Dune Analyticsによると、分散型金融(DeFi)の流動性プールは引き続き人気が高まり、Curve Finance分散型取引所(DEX)は、この1週間で初めて、6,000万ドルを超える日次ボリュームを記録した。分散型取引所は6月の初めに1日に100万ドルに近づくと、ハーベストをめぐる爆発的な宣伝により、わずか2か月で50倍以上の取引の増加を記録しているとのことだ。

曲線日次取引量
Dune Analyticsより画像引用

Curveの成長により、プラットフォームは取引量で2番目に大きな分散型取引所として浮上しており、Dune Analyticsは、Curveが週次の合計DEXボリュームの28%、5億3110万ドルを占めると推定しているようだ。実際、7月25日の1億4,800万ドルを超える取引量により、CurveはUniswapを上回り、貿易活動による分散型取引所のトップに一時的にランク付けされていた。

先月、Curveは分散型自律組織(DAO)を再構築し、ガバナンストークンを発行する計画を明らかにしたことで注目を集めていたプラットフォームである。

CRVトークンは、プラットフォームの流動性プロバイダーへの配布が予定されており、CRVのリリース前にプロトコルに流動性を提供するトレーダーに遡及的に配布されるように設定されているとのこと。一方で、ボリューム別のトップDEXであるUniswapも、7月20日に初めて5000万ドルを突破し、7月28日に1億3760万ドルのローカル高値を記録する前に一貫して取引所のレコードを記録している。

Dune Analyticsは、Uniswapが現在24時間のDEX取引の46%の1億1,250万ドル、DEX週次ボリュームの約40%を約7億4千万ドルを占めていると推定しているようだ。しかし、その優位性にもかかわらず、UniswapはDEXの人気ランキングで3位に甘んじており、CurveはBancor Networkに次いで5番目にランクされている。