仮想通貨ウォレットアプリ『EDGE(エッジ)』の設定方法や特徴を解説

仮想通貨ウォレット『EDGE(エッジ)』の設定方法や特徴を解説

仮想通貨には日本円や米ドルのように紙幣や貨幣というものが存在しません。そのため保管するためにはウォレットという特別なソフトウェア、あるいはアプリが必要となります。
ウォレットとは財布という意味で、仮想通貨だけではなく電子マネーにも使われています。
ウォレットには複数の種類があり、ものによって保管できる銘柄・保管できない銘柄など特徴があります。今回は仮想通貨用のウォレットであるエッジの初期設定の方法や特徴などを解説します。

エッジウォレットの設定方法

インストール

まずはエッジウォレットの公式サイトからエッジウォレットをダウンロードしインストールします。iOSとアンドロイドでダウンロードするアプリが異なるため、使用するスマートフォンのOSに適合したものを選択しましょう。

アカウント作成

インストールが完了したら、次にアカウントの作成を行います。画像赤枠部分の「アカウント作成」をタップすると、作成画面へとジャンプします。
使用できるアカウント名は英数字で3文字以上、かつこれまで使用されていない名前です。

パスワード設定

パスワードは英数字で10文字以上、かつ大文字・小文字・数字を全て使ったものが使用できます。
上下2箇所入力する場所がありますが、これはパスワードが同一であるか確認するためのものです。同じものを入力しましょう。

PINコード設定

エッジウォレットで入力できるPINコードは4桁の数字です。こちらはパスワードと異なり、入力する場所は1箇所のみとなります。

最終確認

アカウント作成・パスワード設定・PINコード設定まで終了すると、最後に注意事項の確認画面が映し出されます。これら確認画面3項目全てをタップするとウォレットの利用が可能となります。

エッジウォレットのメリット

日本語が使用できる

最近では日本語で設定できるウォレットも増えてきましたが、英語にしか対応していないというものも少なくありません。また日本語を選択することは可能であっても、初期設定では英語ということもあります。
エッジウォレットでは初期設定画面から日本語で表示されます。お陰で言語関係で迷うことなくアカウント作成できるのは、大きなメリットといえるでしょう。

複数の仮想通貨を保管可能

エッジウォレットではビットコイン・イーサリアム・リップル・ライトコイン・モネロ・ダッシュなど20種類もの仮想通貨を保管することが出来ます。
更にイーサリアムのトークン作成プラットフォームにより作成されたERC20トークンもエッジウォレットに対応しています。そのため実際は20種類以上の仮想通貨を保管できることになります。

iOS、アンドロイド両方無料で使用可能

エッジウォレットはiOS・アンドロイドどちらのスマートフォンであっても、無料で使用することが出来ます。

ウォレット内で仮想通貨の購入や両替が可能になる予定

エッジウォレットは購入所であるシンプリックス、両替所であるシェイプシフト・チェンジリーと提携しています。
そのためウォレット内から送金することなく仮想通貨の購入や両替がやがて可能になる予定です。

PINコードが設定可能

PINコードとは、セキュリティを強化する仕組みのひとつです。パスワードによるセキュリティを行っている場合のパスワードは、ウォレットを管理しているサーバーに保管されている場合があります。
この保管方法ではサーバーが攻撃された時にパスワードも流出する危険性があるため、外部からウォレットがハッキングされるという恐れがあるわけです。セキュリティ面から不十分でしょう。
これに対してPINコードは、設定したデバイスと関連付けられています。仮にパスワードが流出しても、設定したデバイスが盗まれない限りはPINコードを解除できないわけです。
パスワードが英数字の組み合わせで10文字を超える設定が可能になっているのに対し、PINコードは数字のみで4文字から6文字程度の設定となっています。
単純に組み合わせの数だけを考えると、パスワードの方が複雑な設定が可能です。しかし大本となる仕組みが異なるため、PINコードの方がセキュリティ的に強固だといわれています。

自動ログオフが設定可能

仮想通貨の取引所やウォレットの中には、意識してログアウトするまでログインされたままになるものも存在します。
自動ログオフされない方が便利に見えるかもしれませんが、スマートフォンが盗まれた時などにパスワードやPINコードを入力せずにウォレットが操作されてしまうことになります。

エッジウォレットのデメリット

アカウント作成が必要

エッジウォレットを利用するためには、まずアカウントの作成を行わなければなりません。既に利用されているアカウント名は使用できないため、自分の覚えやすいアカウント名を使うことが出来ない可能性があります。

パスワード作成にも条件がある

アカウントが正しく使用されるためにパスワードは必須です。
しかしエッジウォレットの場合は10文字以上・小文字が1つ以上・大文字が1つ以上・数字が1つ以上という4つの条件が課せられています。人によってはわずらわしく感じるかもしれません。

パスワードの可視化ができない

ウォレットの中には入力したパスワードを可視化できるオプションがついていることもあります。しかしエッジウォレットのパスワード入力画面には、可視化することができないようです。
エッジウォレットのパスワードは大文字・小文字・数字を全て使用しなければならないため、本当に自分が考えているように入力できているのか確認できないのは不自由と感じる人もいるでしょう。

まとめ

エッジウォレットの大きなメリットは、やはり始めから日本語で使用できることでしょう。操作画面だけではなく、注意画面なども読みやすい日本語となっています。
また公式ツイッターも頻繁に更新されているため、今後の予定などを確かめることが出来ることは大きな強みとなるでしょう。
ただし日本国内の仮想通貨取引所で取引されている銘柄全てに対応しているわけではありません。リスクやモナコインなどには未対応です。
これらの仮想通貨を保管するためには、別のウォレットが必要になります。