Coinbase Global Exchangeを開設、規制対応の仕組みで世界の市場と接続
米国仮想通貨取引所Coinbase(コインベース)は2026年10月7日(水曜日)、デリバティブ取引所Deribit(デリビット)との統合を完了し、「Coinbase Global Exchange」を立ち上げたことを発表した。
We’ve been busy. → Deribit, the world’s largest crypto options exchange, is now part of Coinbase → Soon, a first: US + global derivatives in one regulated liquidity pool → Next: options, spot margin + unified portfolios And Coinbase Pro returns later this year. https://t.co/qIQrYJQiCt
— Coinbase 🛡️ (@coinbase) October 7, 2026
私たちは忙しくしていました。
→ 世界最大の暗号通貨オプション取引所であるDeribitが、Coinbaseの一部となりました
→ まもなく、初の試み:米国 + グローバルデリバティブが1つの規制された流動性プールで
→ 次に:オプション、現物証拠金 + 統一ポートフォリオ
そしてCoinbase Proは今年後半に復帰します。
これにより、米国の適格機関投資家が国内の規制された仲介業者を通じて、海外の仮想通貨オプションや無期限先物市場にアクセスするための環境を整える。
Deribit統合で米国と海外のデリバティブ市場を接続
Coinbaseは2025年8月、約29億ドル(約4,584億円)でDeribitの買収を完了した。今回の統合により、米国と海外のデリバティブ市場を単一の規制された流動性プールで結びつける計画だ。
統合後のプラットフォームでは、9月30日時点で300億ドル(約4.7兆円)を超えるビットコイン(Bitcoin/BTC)オプションの建玉を含む市場流動性へのアクセスが可能になるという。
Coinbaseによると、デリバティブ取引は世界の仮想通貨取引量の約80%を占める。一方、米国の機関投資家はこれまで、海外市場のオプションや無期限先物を取引する際、海外法人や複数の取引システムを利用する必要があった。
転機となったのは、2026年5月にCFTC(米国商品先物取引委員会)が示したガイダンスだ。これを受け、CFTCの監督下にあるCoinbase Financial Markets(コインベース・フィナンシャル・マーケッツ)を通じて、米国の顧客を世界のデリバティブ市場へ接続する仕組みが整えられた。
対象となる米国機関投資家は、Coinbase Prime(コインベース・プライム)を通じてDeribitのオプション取引を利用できるようになる。顧客登録は既に始まっており、実際の取引アクセスは今後数週間以内に開始される見込みだ。
また、Coinbase International Exchangeの機関投資家向け口座や残高、ポジションは10月1日にDeribitへ移管され、取引基盤の統合も進められた。
新たな取引機能を順次展開、Coinbase Proも年末に復活へ
Coinbaseは今後数週間以内に、オプション取引や現物証拠金取引、複数資産の証拠金を一元管理できる統合ポートフォリオ機能を順次提供する予定だ。
オプション取引はまず米国外の適格な個人投資家に展開し、米国の個人投資家には2026年後半の提供を予定。現物証拠金取引では、主要資産の一部で最大10倍、その他の対応資産で最大5倍のレバレッジを利用できる。ただし、米国では適格契約参加者に利用が限定される。
さらに、2026年末にはプロ向け取引プラットフォームCoinbase Pro(コインベース・プロ)を復活させる計画だ。新たなプラットフォームでは注文処理の高速化を図り、現物、先物、無期限先物、オプション、株式など幅広い取引商品を扱う予定となっている。
同社は、さまざまな金融商品を一つの環境で取引できる「Everything Exchange」の構築を目指しており、今回のDeribit統合は、海外デリバティブ市場への規制対応ルートを整えるとともに、取引サービスの集約を進める重要な一歩となる。
























