テザ社がXinbi関連の約3,900万USDTを凍結
テザー(Tether)社は、中国語圏のエスクロー(第三者預託)型マーケットプレイスXinbi Guarantee(シンビ・ギャランティ)に関連する10のTRONネットワーク上のアドレスに対し、約3,930万ドル相当のUSDTを凍結したことが明らかになった。
Hours ago, Tether froze approximately 39,273,713 USDT across 10 TRON addresses linked to Xinbi Guarantee新币担保.
Following its freeze of 汇旺担保Huione-linked funds, this appears to mark another crackdown on illicit Telegram-based escrow platforms. https://t.co/07xAOUaQPm pic.twitter.com/927jgLK4jM
— MistTrack🕵️ (@MistTrack_io) September 8, 2026
数時間前、TetherはXinbi Guarantee新币囲に関連する10のTRONアドレスにわたる約39,273,713 USDTを凍結しました。汇旺囲Huioneに関連する資金の凍結に続き、これはTelegramベースの違法エスクロープラットフォームに対する新たな取り締まりの兆候であると思われます。
この措置はオンチェーン追跡プラットフォームMistTrack(ミストトラック)によって明らかにされたものであり、中央集権的な管理体制や法執行との連携に関する議論を再び呼んでいる。
ブロックチェーン分析企業TRM Labsによると、Xinbi Guaranteeは東南アジア最大級の違法暗号資産マーケットプレイスとして位置づけられており、その累積取引額は242億ドル(約3.7兆円)に上ると報告されている。このプラットフォームはTelegram(テレグラム)上で主に中国語圏のユーザーを対象に運営されていたが、2025年5月にTelegram側が関連チャンネルの削除を行ったあとも、代替サービスへの移行などを通じて活動を継続してきた。
Elliptic(エリプティック)やTRM Labsの調査では、同マーケットプレイスが詐欺収益の洗浄やサイバー犯罪グループの資金移動に利用されていた実態が指摘されている。
凍結の状況と過去の動向
MistTrackのデータによると、今回凍結された約3,930万USDTは10個のアドレスに不均等に分散しており、最大のアドレスには1,000万ドル(約15.3億円)以上の保有が確認されている。
テザー社はこれまでも違法な資金移動や制裁対象に関連するウォレットの凍結を進めており、BlockSec(ブロックセック)のデータによると、2025年中だけで数千件のアドレスをブラックリストに登録し、合計12億6,000万ドル(約1,935.7億円)相当のUSDTを凍結した実績がある。
浮き彫りになる中央集権的な管理と法的な争点
USDTはトロン(TRON)などの分散型ブロックチェーン上で流通している一方で、発行元であるテザー社は特定のウォレットを凍結できる中央集権的な権限を保持している。
この権限は違法資金の遮断に有効である一方、一企業に強大な権力が集中するという構造的なトレードオフを抱えている。さらに、こうした凍結権限の正当性を巡っては、二次市場でトークンを取得したとする当事者から米国で訴訟が提起されるなど、適正手続きや透明性を巡る法的・社会的な議論も引き起こされている。
























