CFTCによる米国展開支援発言を受けHYPEが上昇
分散型デリバティブ取引プラットフォームHyperliquid(ハイパーリキッド)のネイティブトークンHYPEが急騰した。ドナルド・トランプ(Donald Trump)米国大統領が2026年8月19日(水曜日)、CFTC(商品先物取引委員会)のマイケル・セリグ(Michael S. Selig)委員長がHyperliquidを「完全に法令を遵守した合法的な方法」で米国に導入するために取り組んでいるとの認識を示したことが材料視された。
Hyperliquid. pic.twitter.com/09VxBeRIlO
— Hyperliquid Policy Center (@HyperliquidPC) August 19, 2026
発言を受け、HYPEは一時72ドル(約11,430円)を超える水準まで上昇した。複数の市場データでは24時間の上昇率が約20%前後に達し、一部では26.2%高の73.63ドル(11,690円)付近まで上昇したと報じられている。
米国での規制された参入経路に市場の期待
トランプ大統領の発言は、ホワイトハウスで開催された仮想通貨・金融業界関係者との会合で出たもので、同氏は、セリグ委員長がHyperliquidを米国で合法的かつ規制に準拠した形で展開するために取り組んでいるとの認識を示した。
ただし、今回の発言はCFTCがHyperliquidを正式に承認したことを意味するものではない。米国版のサービスがどのような形になるのか、必要となる規制上の承認や提供開始の時期についても明らかになっていない。
Hyperliquidはブロックチェーン上で無期限先物取引を提供するプラットフォームで、現在は米国ユーザーのアクセスを制限している。米国市場でデリバティブ取引サービスを展開するには、登録要件を満たし、顧客保護や市場監督に関する規則を遵守する必要がある。
実際、7月にはHyperliquid側と米規制当局との協議も行われている。7月14日にはSEC(米証券取引委員会)の暗号資産タスクフォース、翌15日にはCFTCイノベーションタスクフォースと面談し、米国ユーザーがオンチェーン市場へアクセスするための「明確で規制された経路」などについて議論したとされる。
HYPE急騰、関連銘柄にも買い広がる
こうした規制面での進展期待を背景に、HYPEは8月20日にかけて大きく値を伸ばした。約62ドル(約9,844円)から一時72ドル超まで上昇し、その後は69~70ドル付近で推移したとの報告もある。別の市場データでは70.44ドル付近で取引され、24時間で19.6%上昇していた。
買いは関連銘柄にも波及し、HYPEを保有するHyperliquid Strategies(PURR)の株価は最大32.4%上昇した。一方、既存のデリバティブ市場との競争激化への懸念から、Cboe Global Marketsは3.5%、CME Groupは1.69%下落したと報じられている。
Hyperliquidが実際に米国市場へ参入できるかどうかは、今後の規制当局との協議や正式な承認に左右される。現時点では具体的な参入時期や制度設計は示されていないものの、トランプ大統領の発言を受けて規制に準拠した米国展開への期待が高まり、HYPE価格が大きく上昇した。
























