ドナルド・トランプ氏はビットコインを嫌悪:ドルに対する詐欺と呼び厳しい規制を望む

トランプ元米国大統領が仮想通貨に厳しい規制を望む

ドナルド・トランプ(Donald Trump)元米国大統領が、ビットコインはドルと競合する通貨であり、世界の通貨になりたいと考えているため、ビットコインが好きではないと述べている。トランプ氏は、ビットコインを詐欺と呼び、仮想通貨が非常に厳しく規制されることを望んでいるとのことだ。

トランプ氏は、6月7日(月曜日)、Fox Businessとのインタビュー会談でビットコインについて語り、ビットコインが好きではなく、ビットコインに投資したくないというコメントに応え、仮想通貨は「詐欺のようだ」と述べた。同氏が大統領だった時、ビットコイン価格はわずか6,000ドル(約65万円)ほどで、現在よりもはるかに(価値が)低かったと述べ、次のように語っている。

それ(ビットコイン)はドルと競合する別の通貨であり、本質的にはドルと競合する通貨だから(嫌い)です。私はドルを世界の通貨にしたいと思っています。私がいつも言っていることです。


トランプ氏=通貨はドルであるべき

トランプ氏は、最近の大手企業へのサイバー攻撃に関する質問にも答えている。

同氏はインタビュー中に何度か「通貨はドルであるべきだ」と強調し、次のように語った。

そのようなものを世の中に持っていると、何が起こるか分かります。本当に何かを失う。私の意見では、この世界の通貨はドルであるべきで、世界のすべてのビットコインをそこに置くべきではないと思います。アメリカが世界に影響力を及ぼす手段は主にドルであり、それを放棄するつもりはないので、ビットコインを脅威と見なすことはまったくない。

トランプ氏はビットコイン否定派であり、2019年7月、まだ米国大統領だった際にTwitterでビットコインと仮想通貨全般についてコメントしている。ビットコインやその他の仮想通貨のファンではなく、これら(仮想通貨)はお金ではなく、価値が非常に不安定で、空気に基づいている。規制されていない仮想通貨は、麻薬取引やその他の違法行為など、違法行為を助長する可能性があると語っていた。

また、トランプ氏はソーシャルメディア大手のFacebookが提案した仮想通貨プロジェクトであるLibra(現、Diem)も標的にし、企業が銀行になりたいのであれば、新しい銀行法を求め、国内および国際的な他の銀行と同じように、すべての銀行規制の対象となる必要があるとツイートしている。

ビットコイン価格は2021年5月初旬から着実に下落しており、これまでのところ回復には至っておらず、NEXTMONEYの特集記事「中国自主規制団体、金融機関と決済企業に仮想通貨取引関連サービスの提供を禁止」、「中国のツイッター「微博」が大量の仮想通貨関連アカウントを禁止」、「テスラが「環境への多大なコスト」を理由に、ビットコインの支払いをやめる」で報じたように、中国が銀行や決済会社による仮想通貨取引に関連するサービスの提供を禁止。さらには、電気自動車メーカーのテスラがその1週間前に仮想通貨を受け入れないと発表したことに起因しているとみられる。

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