コインベースがHyperliquidインフラ活用で無期限先物取引機能を導入:Baseアプリに最大50倍の仮想通貨取引を追加
コインベースは、ウォレットアプリ「Base App」において、オンチェーン・デリバティブ取引所Hyperliquid(ハイパーリキッド)のインフラを活用した無期限先物(パーペチュアル)取引機能を新たに導入した。
Base App perps are live powered by Hyperliquid.
Long or short anything from your phone. pic.twitter.com/onH40YxlNf
— Base App (@baseapp) August 19, 2026
Base Appの運用はHyperliquidによってリアルタイムで行われます。スマートフォンからあらゆるものをロングまたはショートできます。
これにより、ユーザーはアプリ内のインターフェースから直接、最大50倍のレバレッジをかけた暗号資産デリバティブ取引が可能となる。ただし、規制上の理由から米国、英国、カナダなどの一部地域はサービスの対象外となっている。
ユーザー需要に応える最高50倍のレバレッジ取引
今回の統合により、ビットコイン(Bitcoin/BTC)やイーサリアム(Ethereum/ETH)といった主要暗号資産をはじめ、トークン化された株式やコモディティなど290以上の市場へのアクセスが実現。セルフカストディ(自己管理)の利点を保ちつつ、24時間体制でレバレッジ取引ができる。
同社のエンジニアリング責任者であるチンタン・トゥラキア(Chintan Turakhia)氏によると、現在グローバルの暗号資産取引量の約75%を無期限先物が占めている。この機能はヘビーユーザーから最も強く要望されていたサービスであったと明かしている。
なお、最大50倍のレバレッジ運用には相応のリスクが伴い、損失が一定の基準に達した場合は自動的に強制決済=清算が行われる。
Hyperliquidの強力な流動性を利活用
今回の機能提供において、コインベースは自社独自の取引エンジンを新規構築する手法を避け、すでに巨大な流動性と高速なマッチング環境を持つHyperliquidへ注文をルーティングする構造を採用している。
同社は以前からHyperliquidにおけるUSDCの公式資金運用を担うなど連携を深めており、今回のインフラ活用によってBase Appユーザーは既存ウォレットから離れることなく、トップクラスのオンチェーン流動性を享受できるようになる。
ソーシャルから高機能トレードへの戦略転換
Base Appはもともと、Farcaster(ファーカスター)やクリエイターコインなどの交流機能を主軸とした「ソーシャル主導型スーパーアプリ」を目指して展開されていたものの、ソーシャル施策による利用者の拡大は想定通りに進まなかった。
lots of conversations about base over the last week. wanted to share my candid take after a week of listening and a lot of reflection over the last 6 months.
first off – in case it’s not obvious, the first quarter of 2026 was a punch in the face. I spent 2024 and 2025 making a…
— jesse.base.eth (@jessepollak) July 15, 2026
ここ1週間、base についてたくさんの会話がありました。1週間話を聞いて、ここ 6 カ月を振り返って、率直な意見を共有したいと思います。まず、言うまでもないかもしれませんが、2026 年の第 1 四半期は、まさに…
Base創設者ジェシー・ポラック(Jesse Pollak)氏も、ソーシャル機能への注力が期待した成果に繋がらなかった点を認めている。今後は予測市場や無期限先物、ステーブルコインといった実際の取引需要が高い領域へリソースを再集中させる方針に切り替えている。今回のHyperliquid統合は、ユーザーのリアルなトレード需要へシフトする戦略変更の一環といえるだろう。
























