偽のRWA論評が本人の見解として一時拡散
Airbnb(通称、エアビー、正式名:エアビーアンドビー)の最高経営責任者であるブライアン・チェスキー(Brian Chesky)氏は、自身のXアカウントがハッキングされ、RWA(現実世界の資産)のトークン化を宣伝する投稿が不正に公開されていたことを明らかにした。
To the person who hacked my account earlier this week: thanks for all the new crypto followers.
To my new crypto followers: I’m going to be a very disappointing follow. https://t.co/DtO2gtgHjQ
— Brian Chesky (@bchesky) July 16, 2026
@bchesky
今週初めに私のアカウントをハッキングした人へ:新しい仮想通貨フォロワーをありがとう。新しい仮想通貨フォロワーの皆さんへ:私は非常に期待外れのフォロワーになるでしょう。
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@tbpn
速報:フォーチュン誌によると、@bcheskyのアカウントがハッキングされ、AIに関する不適切なスレッドが投稿されたが、その後削除された。
投稿にはトークン販売やフィッシングリンクなどが含まれておらず、仮想通貨市場に関する詳細な論評だったため、一部のユーザーやメディアは当初、チェスキー氏本人の見解として受け止めていた。
AI生成のトークン化論評が70万回以上閲覧
不正なスレッドは2026年7月14日(火曜日)に投稿され、建物や債券、ファンドをトークン化することで、資産の分割や取引、決済が容易になる可能性があると主張していた。また、ロビンフッド(Robinhood)がトークン化資産に注力していることにも触れていた。
投稿は70万回以上閲覧され、チェスキー氏自身による仮想通貨への見解として複数のメディアに取り上げられた。しかし、同氏は7月17日にアカウントを取り戻した後、投稿が自身によるものではなかったことを明らかにした。
チェスキー氏は「今週初めに私のアカウントをハッキングした人へ、新しい仮想通貨フォロワーをありがとう」と投稿。続けて、新たに自身をフォローした仮想通貨ユーザーに対し、「私は非常に期待外れのフォロワーになるでしょう」と冗談を交えて説明した。
AI検出プラットフォームのPangram(パングラム)は、不正投稿をAIが生成した文章と判定したと報じられている。文章にはチェスキー氏の話し方を模倣するような均一な構文パターンが見られた一方、不自然な表現を理由に投稿の信憑性を疑う声も上がっていた。
金銭詐欺を伴わないアカウント乗っ取りに警戒
今回の投稿には、ミームコインの宣伝、トークンセール、ウォレットアドレス、プレゼント企画、投資リンクなど、一般的なアカウント乗っ取りで使われる要素が含まれていなかった。
代わりに、実際の経営幹部たちが議論しているRWAのトークン化について、落ち着いた論調で詳しく説明していた。このため、認証済みアカウントの信頼性と、時流に沿った内容が組み合わさり、投稿が本物であるかのように受け止められた。
AirbnbはXに侵害を報告し、Xはアカウントの保護と不正投稿の削除に対応した。攻撃者がアカウントへのアクセスを得た方法や、実行者の身元は明らかになっていない。
また、不正投稿とトークン発行や金融詐欺との関連も確認されていない。今回の事件は、著名人のアカウントを悪用する目的が、直接的な資金詐取だけでなく、本人の見解を装った情報の拡散にも及ぶ可能性を示している。
























