Bitmine、イーサリアム保有拡大へ3億ドル調達を計画

BitmineによるETH保有拡大と優先株発行計画をイメージした、イーサリアムと金庫、上昇チャートのビジュアル

ETH総供給量5%保有の目標達成に向け資金調達を推進

Bitmine Immersion Technologies(ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズ)は、イーサリアム(Ethereum/ ETH)の追加取得などを目的とした3億ドル(約480億円)規模の優先株発行計画を発表した。

同社は現在、ETH総供給量の約4.49%を保有しており、5%保有を目指す戦略を進めている。

イーサリアム保有拡大に向け3億ドル調達を計画
Bitmineは、SEC(米証券取引委員会)への提出書類を通じて、9.50%シリーズA永久優先株を300万株発行する計画を明らかにした。額面は1株100ドル(約16,000円)で、全額応募された場合の調達額は約3億ドルとなる。

優先株はNYSE(ニューヨーク証券取引所)にティッカーシンボル「BMNP」で上場申請されており、投資家は年間9.50%の固定配当を毎週現金で受け取れる。

同社によると、調達資金はETHの追加取得に加え、米国製バリデータネットワーク「MAVAN」を通じたステーキングおよびバリデータインフラの拡張、イーサリアム関連投資、自社株買いなどに充当される予定だ。この仕組みは、普通株式の希薄化を抑えながらデジタル資産の蓄積資金を調達する手法として注目されている。

Bitmineは現在、約541万ETHを保有しており、これはETH総供給量の約4.49%に相当する。同社は「Alchemy of 5%(日本語訳:錬金術5%)」と呼ぶ目標を掲げ、ETH総供給量の5%保有を目指している。

ステーキング収益を活用したETH戦略を推進

Bitmineは保有するETHの大部分をステーキングに活用している。同社によると、約470万ETHがMAVANを通じてステーキングされており、年間約2億7,600万ドル(約442.5億円)のステーキング報酬が見込まれている。

今回発行される優先株の年間配当負担は約2,850万ドル(約45.7億円)となる見通しで、同社はステーキング収益を主な配当原資として活用する方針だ。また、ETHオプション取引による収益も配当原資の一部に充てられるとしている。

Bitmineの優先株モデルは、Strategy(ストラテジー)が展開する優先株戦略と比較されている。Bitmineは固定利回りを採用する一方、StrategyのSTRCは変動配当率を採用している。

ETH価格は足元で下落圧力にさらされているものの、Bitmine会長のトム・リー(Tom Lee)氏はイーサリアムの長期的な成長性に引き続き強気な見方を示している。同社は今回の資金調達を通じてETH保有量をさらに拡大し、イーサリアムを中心とした財務戦略を強化する方針だ。

 

ABOUTこの記事をかいた人

2022年1月から仮想通貨を触り始め、みるみるうちにNFTにのめり込んでいった。 現在はWeb3とECの二刀流で生計を立てている 得意なのは喋る事、好きな食べ物はカレー、好きなゲームは格闘ゲーム