BTCとUSDCを活用した住宅購入を全米展開へ
Coinbase(コインベース)とBetter Home & Finance(ベター・ホーム&ファイナンス)は、ビットコイン(Bitcoin/BTC)やUSDコイン(USDCoin/USDC)を担保として住宅ローンの頭金に活用できる新サービスを今夏に開始する予定だ。
The first ever Fannie Mae-insured mortgage backed by BTC in the U.S just got funded.
Originated and serviced by Better, powered by Coinbase.
Rolling out nationwide this summer. https://t.co/Arj4NfAlkn
— Coinbase 🛡️ (@coinbase) June 4, 2026
米国で初めてとなる、ファニーメイ保証付きのビットコイン担保住宅ローンが資金調達に成功しました。Betterが組成・管理し、Coinbaseがプラットフォームを提供しています。今夏、全米で展開予定です。
両社はすでにファニーメイ(Fannie Mae、※連邦住宅抵当金庫ファニーメイが住宅ローン債権の元利金支払いを保証していること)保証付きのビットコイン担保住宅ローンを実行しており、今後数カ月以内に全米の適格な借り手へ提供を拡大する方針を示している。
CoinbaseとBetterが新たな住宅ローン商品を展開
両社が発表した新サービスでは、借り手は保有するビットコインやUSDCを売却することなく、住宅購入時の頭金の担保として利用できる。
住宅ローン申請が承認されると、借り手はCoinbaseアカウントから指定の保管ウォレットへ仮想通貨を送金し、その資産が担保として利用される仕組みだ。Betterの創業者兼CEO(最高経営責任者)であるヴィシャル・ガーグ(Vishal Garg)氏は、必要な条件を満たしているにもかかわらず、頭金のハードルを越えられない購入希望者に対し、新たな選択肢を提供できると説明している。
両社は2026年6月4日(木曜日)、ファニーメイ保証付きとして初となるビットコイン担保住宅ローンの成立を発表した。今後はビットコインとUSDCを対象にサービスを展開し、市場の発展に応じて対応資産を拡大する方針としている。
初の事例と制度整備が後押し
今回実行された住宅ローンでは、米・ミシガン州アナーバー在住の夫婦がビットコインを担保として活用した。借り手はビットコインを売却せずに頭金の資金調達を行い、住宅購入を進めたという。
商品は、ファニーメイの標準的な適合住宅ローンと、頭金を補う仮想通貨担保ローンを組み合わせた構造を採用している。例えば50万ドル(約8,000万円)の住宅を購入する場合、40万ドル(約6,400万円)を住宅ローンで借り入れ、残る10万ドル(約1,600万円)を仮想通貨担保ローンで補うことが可能だ。
こうした取り組みの背景には、FHFA(米連邦住宅金融庁)がファニーメイとフレディマック(Freddie Mac:連邦住宅金融抵当公庫)に対し、仮想通貨資産を住宅ローン審査時の資産として考慮するよう指示したことがある。Betterによると、ウェイティングリストに基づく潜在的な融資額は約2億5,000万ドル(約400億円)と見積もられている。一方で、仮想通貨価格の変動リスクを巡っては、一部の米議員から住宅市場や金融システムへの影響を懸念する声も上がっている。
























