GeminiがXRPの永久契約を正式に開始
米国を拠点とする著名な仮想通貨取引所であるGemini（ジェミニ）は、仮想通貨提供の戦略的拡大において、XRPの永久契約を正式に開始したことが明らかになった。
この動きは、同プラットフォームのXRPトレーダーに新たな道を開き、伝統的なスポット取引を超えてデジタル資産へのエクスポージャーを拡大することを可能にするとのことだ。新しく導入されたXRPの永久契約はトレーダーにとって大きな進歩であり、一般的な先物契約とは異なり、永久契約には有効期限がないため、トレーダーは十分な証拠金を維持している限り、ポジションを柔軟に保有できるとのこと。この機能により、トレーダーはXRPへのエクスポージャーを拡大でき、利益も損失も拡大する可能性があり、利用する際には注意が必要であるとのことだ。
しかし、これらの契約をホストするGemini Derivativesプラットフォームは、規制上の配慮から、米国、英国、欧州連合のユーザーは利用できないため注意が必要だ。
キャンペーンにはXRPの発展をほのめかす投稿や謎かけ
今回の発表に先立ってGeminiは、ソーシャルメディアキャンペーンを行い、XRPコミュニティ内で憶測と関心を呼び起こしており、このキャンペーンには、XRPの差し迫った発展をほのめかす暗号めいた投稿や謎かけが含まれている。
また、このアプローチは、コミュニティメンバーの興奮と憶測をかき立て、XRPに関連する新たな提供物の可能性についてさまざまな説を導いたことで話題となっていた。コミュニティメンバーの中には、ヨーロッパにおけるXRP ETFのジョイント・ベンチャーなど、画期的な発表を期待していた者もいたが、永久契約の発表は、重要ではあったものの、一部の高まった期待には届かなかったようだ。
今回の発表は、2023年8月に取引所がXRPのスポット取引を導入したことに続く、GeminiのXRPの提供において極めて重要な進展であると言える。Geminiの発表に対するXRPコミュニティの反応はさまざまである。一部のメンバーは失望を表明し、これまでの積み重ねを考えると、この開発はそれほど重要なものではないと見ているが、他のメンバーは、GeminiでのXRP取引にとって重要な前進であると認識している。
特に、メディア関係者のザック・レクター（Zach Rector）氏は、XRPコミュニティのビジネスの可能性を利用することへの取引所の関心の高まりについてコメントしている。実際、GeminiのXRP永久契約の導入は、取引所の仮想通貨提供の多様化とトレーダーの進化するニーズへの対応へのコミットメントを意味している。
仮想通貨市場が成熟し続ける中、このような動きは、XRPのようなデジタル資産の成長と採用を促進する上で、イノベーションとコミュニティーの関与の重要性を強調しているようだ。
