サムスン傘下のITソリューション企業SamsungSDS、銀行向けのブロックチェーン認証ツールを発表

サムスン電子傘下でITソリューションを手がける「SamsungSDS」は27日、韓国銀行連合(KFB)との共同で銀行間の取引を簡易的に行えるブロックチェーンベースの認証ツール「BankSign」を開発したと公式発表した。

このツールを取り入れることで、様々な銀行システム内でパスワード、指紋、パターンを利用することで、プラットフォーム上で証明書を確認できる。また、毎年の更新と登録が必要な現在の証明システムを最大3年間有効な証明書として取得することが可能である。

SamsungSDSの金融事業担当副社長である洪淳(ユン・ジュンヨン)氏は以下のように述べた。

現在の銀行のサービスにブロックチェーン技術を採用した最初の例となるだろう。この技術を利用して、他の銀行や金融機関拡大していき改革を行っていく。

KFBは6月に、20年間使用してきた複雑な検証システムの改善のためBankSignの開発を明らかにしていた。その時点で、Samsung SDSによってBankSignが開発された民間企業の企業向け分散元帳プラットフォーム「Nexledger」を基に構築されていることが報告されている。