米国商品先物取引委員会、ナショナルホッケーリーグと予測市場の健全性に関する協定を締結

米国商品先物取引委員会とナショナルホッケーリーグが協定を締結

規制当局がスポーツ関連の予測市場に対する監督を強化する中、CFTCとNHLは情報共有協定を締結した事が明らかになった。

日本語訳:
CFTCナショナルホッケーリーグ(NHL)がプロホッケーにおける誠実性に関する覚書に署名

CFTC(米国商品先物取引委員会)とNHL(National Hockey League:ナショナルホッケーリーグ)は2026年5月21日、プロホッケーの試合に関連するイベント契約に関する情報共有を調整するための覚書(MOU)を締結。両者は、スポーツの健全性やそれらに関連する予測市場契約に関する情報を要請に応じて共有することで合意した。

この協定は既に導入されている監視システムを強化し、潜在的なリスクを特定、抑止、対処するリーグの能力を高めるものであり、NHLのゲイリー・ベットマン(Gary Bettman)コミッショナーは、健全性はファンやパートナーが試合に寄せる信頼の根幹であると述べた。また、CFTCのマイケル・セリグ(Michael Selig)委員長は、この取り決めは市場参加者をインサイダー取引、詐欺、その他の予測市場における不正行為から保護するための一歩であると述べた。

前委員長とは異なる立場

セリグ氏の下でのCFTCのアプローチは、前任者のロスティン・ベナム(Rostin Behnam)前委員長の立場とは異なっている。

ベナム氏の下では、CFTCは公共の利益を理由に、ギャンブル、戦争、テロ、暗殺に関連するイベント契約を制限する規則案を提案していた。その規則制定は2026年初頭に撤回。代わりに、取引所が予測市場契約を上場する際の指針となる規則案の事前通知を発表。また、予測市場に対する連邦政府の専属管轄権を主張し、プラットフォームが州のギャンブル法に違反していると主張する州からの反発を退けている。CFTCはこの立場を維持するため、アリゾナ州、イリノイ州、ウィスコンシン州、コネチカット州、ニューヨーク州、ミネソタ州を含む6州を提訴した。

今回のNHLとCFTCの合意は、CFTCが予測市場業界における主要な規制機関としての地位を確立しようとする最新の動きである。イベント契約件数の増加に伴い、CFTCはセリグ氏の下でプロスポーツ団体との直接的な正式な関係構築に迅速に取り組んできた。

 

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