BitMineが米国発ステーキング基盤MAVAN始動 460万ETH保有戦略を次段階へ

BitMineがローンチしたイーサリアムステーキングプラットフォームMAVANをイメージしたビジュアル

トム・リー氏が率いるBitMineが機関投資家向けの新たなイーサリアム運用基盤を公開

BitMine Immersion Technologiesが、機関投資家向けイーサリアムステーキングプラットフォーム「MAVAN(Made in America Validator Network)」を正式にローンチした。

日本語訳:
MAVANが稼働開始しました。‼️
営業を開始し、世界最大の単一組織ステーキング事業となります。追記:イーサリアムやその他の仮想通貨を当社でステーキングできます。

自社の大規模なETH保有を土台に、ステーキングとオンチェーンインフラ事業の拡大を進める。ファンドストラット・グローバル・アドバイザーズ共同創業者のトム・リー(Tom Lee)氏が会長を務めるBitMine Immersion Technologiesは、機関投資家向けのイーサリアムステーキングプラットフォーム「MAVAN」の立ち上げを発表した。MAVANは「Made in America Validator Network」の略称で、数カ月にわたるインフラ整備を経て展開された。

同社によると、MAVANはセキュリティ、パフォーマンス、回復力を重視した設計となっており、米国拠点のインフラを基盤としながら、世界中の顧客を支えるグローバル分散型アーキテクチャも組み合わせている。米国内での検証を求める機関投資家に対応しつつ、海外顧客にも開かれた構成を取る。

MAVANは当初、BitMine自身のETHトレジャリー運用とステーキングを支援する目的で開発されたが、今後は機関投資家、カストディアン、エコシステムパートナーにも提供対象を広げる方針だ。断片化されたステーキング市場の中で、高水準のインフラを提供することが狙いとなる。

リー氏は、MAVANについて「世界をリードするステーキングおよびオンチェーンインフラストラクチャープラットフォームを構築するという当社のビジョンにおける重要な一歩です」とコメントした。

460万ETH保有を背景に事業拡大を加速

BitMineは、イーサリアムの大規模保有企業としても存在感を強めている。直近では1億4,500万ドル(約231.3億円)相当のETHを追加で取得し、保有量は合計460万ETHに達した。これはETH総供給量の3.8%に相当する水準で、同社はイーサリアム供給量の5%保有を目標に掲げている。

同社はすでに3,142,643ETHをステーキングしており、過去1週間ではMAVANに101,776ETHを追加した。今後数週間で未ステーキング分の大半についても順次ステーキングを進める予定としている。年率2.83%の利回りを前提とした場合、市場価格次第では年間最大3億ドルのブロック報酬が見込まれるという。

リー氏は、BitMineが世界最大のイーサリアム保有企業であることを踏まえ「MAVANはローンチ後まもなく世界最大のイーサリアムステーキングプラットフォームとなるでしょう」と述べた。さらに今後は、他のプルーフ・オブ・ステークネットワークや重要なブロックチェーンインフラにも展開し、2026年までにオンチェーンボルトやポスト量子クライアント開発などの分野で取り組みを強化する方針を示した。

MAVANのローンチにより、BitMineは単なるETH保有企業から、機関投資家向けのステーキングとインフラ提供を担う事業者へと軸足を広げつつある。大規模保有を背景にしたこの展開は、同社のイーサリアム戦略が新たな段階に入ったことを示している。

 

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2022年1月から仮想通貨を触り始め、みるみるうちにNFTにのめり込んでいった。 現在はWeb3とECの二刀流で生計を立てている 得意なのは喋る事、好きな食べ物はカレー、好きなゲームは格闘ゲーム