リップルのRLUSDステーブルコインが間もなくローンチ
リップル(Ripple)社の米ドル連動型ステーブルコイン「RLUSD」は間もなく、XRP Ledgerとイーサリアムブロックチェーン上で利用可能となる。
このローンチは先週のNYDFS(ニューヨーク州金融サービス局)の最終規制承認を受け、大手プラットフォームでの広範囲な展開が許された。発表によると、RLUSDは当初はアップホールド(Uphold)、ムーンペイ(MoonPay)、アーカス(Archax)、コインメナ(CoinMENA)などの主要な暗号通貨プラットフォームや取引所で利用可能となる。
今後数週間で、RLUSDはビットソー(Bitso)、ブリッシュ(Bullish)、ビットスタンプ(Bitstamp)、メルカド・ビットコイン(Mercado Bitcoin)、インデペンデント・リザーブ(Independent Reserve)、ゼロハッシュ(Zero Hash)などのプラットフォームに上場される予定だ。
なお、リップル社は、RLUSDステーブルコインの世界的な展開を目指しており、パートナーネットワークが南北アメリカ、アジア太平洋、英国、中東地域でその利用を促進することが期待されている。
RLUSDローンチの意義
RLUSDのローンチは、国際通貨流通の拡大と安定性を目指す重要な動きとなる。米ドル連動型ステーブルコインとして、通貨価値の安定性を保証する不可欠な基盤となり、国際経済における高速決済と交換を支援する。
RLUSDの透明性を確保するため、各トークンは米ドル預金、米国債、現金同等物で裏付けられ、独立した監査機関による毎月の監査証明が公表されることで、信頼性と透明性が確保される。
さらに、リップル社はRLUSDのガバナンス体制を強化するため、RBI(Reserve Bank of India:インド準備銀行)の元総裁ラグラム・ラジャン(Raghuram Rajan)氏と、ボストン連邦準備銀行(Federal Reserve Bank of Boston)の元第一副総裁兼最高執行責任者 ケネス・モンゴメリー(Kenneth Montgomery)氏をRLUSD諮問委員会に加える予定だ。二人は現存の委員会メンバーとともに、RLUSDの安定性と成長を支えるための規制、財務、運用面での戦略的ガイダンスを提供する予定である。
RLUSDの流通プロセスと展望および市場の反応と期待
RLUSDは、国際的な金融エコシステムの中心として大きな決済コストを抑え、速度を向上させる作用を持つ。
現在、大手プラットフォームでの利用が予定されており、国際辺境を超えた貿易や決済に実用性を提供する。これにより、国際安定通貨としてのポジションを確立。通貨市場では、RLUSDの登場によりXRPの需要の強化が期待されており、ステーブルコインによりXRPエコシステムに流動性が注入され、価格上昇のきっかけとなる可能性が指摘されている。また、リップル社のブロックチェーン技術は、現実的な決済の提供とともに、国際通貨流通の基盤を支える主要な技術として機能する。RLUSDは新たな決済スピードと安定性の重要な保証手段として実用化を目指しており、国際的な投資市場でも大きな波及を呼び起こすだろう。