10月1日〜2日にアメリカサンフランシスコで開催された、Ripple社主催のカンファレンス「SWELL2018」に、予てより注目されていた元米国大統領ビル・クリントン氏が基調講演者として登壇した。
クリントン氏は経済アドバイザーGene Sperlimg氏との質疑応答に参加したが、他のセッションとは異なり、基調講演の内容は記録されなかったという。
しかし、イベント出席者がスマホで録画したビデオがYouTube上でアップロードされており、ブロックチェーンについて議論している様子が映し出されている。
クリントン氏はブロックチェーンについて以下のように発言した。
ブロックチェーン技術は驚異的な可能性を秘めており、それは国境や所得階級を超えて適用されるでしょう。
しかし、政治や経済政策によって破壊されてしまう可能性もある。
ブロックチェーン技術には可能性を感じつつも、それに伴う弊害についても言及した。
ブロックチェーン暗号通貨業界は、先進国と新興国の財政的、社会的不平等を拡大してしまう可能性があり、詐欺や犯罪企業、テロリストへの資金提供などの問題に関しても考えなくてはならない。
現段階では先行すべきではないということを示唆した。
xRapid商品化を発表
またRipple社CEOガーリングハウス氏は、カンファレンス内にて xRapid商品化と、メキシコ内で「Cuallix(決済サービス)」と提携及び導入を発表。Coindesk独占取材で明らかになった。
XRP価格は2018年9月20日頃より急騰したことで話題になったが、SWELL開幕後に下落し、xRapidに関する発表で再度勢いを取り戻したが、その後ゆるやかに下降線をたどっている。
現在は1XRP=0.52ドルで取引されている。