英警察が押収したビットコインなどの仮想通貨が、オークション形式で販売
イギリスおよびアイルランド最大の独立系オークションを手がける企業Wilsons Auctionsは、イギリス警察によって押収された500,000ポンド(約6,600万円)相当の仮想通貨をオークションにかけることを発表した。対象となる仮想通貨は、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)など主要な仮想通貨が対象となる。
Wilsons Auctions社は今年2月、世界初となるビットコインオークションを開催しており、今回のオークション開催は第2回目となる。
今回のオークションは9月25日、2回に分けて開催される予定であり、世界各国のユーザーがオンラインから参加できるという。
マネーロンダリングなどのブラックビットコインがクリーンに
またイギリス警察が押収したとされる仮想通貨は、これまでにマネーロンダリングや麻薬密売などの犯罪に使用された仮想通貨が対象となる。そのため、マネーロンダリングや麻薬密売などで使用されていた「ブラックビットコイン」を、取引や通貨として使用できる「クリーンなビットコイン」へと変身させることが可能になる。
第2回目となるビットコインオークションについて、Wilsons Auctionsの資産回収担当ディレクターであるAidan Larkin氏は、次のように述べている。
「英国警察の指示の下でビットコインの最初のオークションを実施することにより、ウィルソンズオークションで最初のマークを追加することを嬉しく思います。世界的に注目を集めた世界初のビットコインの公開オークションの成功に続いて、私たちはこの安全なサービスを官民両方のクライアントに展開し続けることに興奮しています。」