アイリスエナジーがビットメインとの提携でT21ビットコインマイナーを買収

アイリスエナジーがビットコインマイナーを買収

オーストラリアに本拠を置きナスダック上場のIris Energy(アイリス・エナジー)は、Bitmain(ビットメイン)の最新のアントマイナーT21モデルで1.3エクサハッシュ/秒(EH/s)の容量を買収した事を発表した。

なお、この買収によってIris Energy 独自のマイニング能力が 8.3 EH/s にまで向上するとのこと。同社は2023年11月30日(木曜日)、Bitmainから7,000の次世代T21ビットコイン(BTC)マイナーを調達したと発表。この契約は1,860万ドル(約27.5億円)に達し、テラハッシュあたり14ドル(約2,000円)のコストに相当する。Bitmainはこの金額の20%を2024年5月30日まで延期することに同意したが、Iris Energyは仕組化された支払いを通じて残高を決済する予定とのこと。

Bitmainは10月末には空冷ユニットT21シリーズを発表

10月末、Bitmainは、最大190テラハッシュ/秒(TH/s)の容量と19ジュール/テラハッシュ(J/T)の効率評価を誇る空冷ユニット、T21シリーズを発表。

Iris Energyは、これらのT21ユニットの強化された効率比により、フリート全体のパフォーマンスが 29.5 J/TH から 25.8 J/TH に向上すると強調した。同時に、同社はチルドレス施設で80メガワット(MW)の拡張を進めており、2024年第2四半期までに10 EH/sの容量を目標としており、同社は次のように述べている。

チルドレスの次の100MWデータセンターの初期工事と調達が開始され、そのうち600MWは現場で利用可能な総電力量です。

同社による最新の動きは、大手企業がBitmainやMicroBT(マイクロビット)から数千台のマイニングリグを確保する傾向に追随している。11月初めに、Hive Digital(ハイブデジタル)は 4,800 Bitmain S19kビットコイン マイナーを購入し、Cleanspark(クリンズパーク)は Bitmainの新しいS21モデル Antminersで4.4 EH/sの容量を取得。さらに、Northern Data(ノーザン・データ)の子会社であるPeak Mining(ピーク・マイニング)は、Bitmainの競合会社であるMicroBTから設備を買収した。

これに関連して10月中旬、Iris EnergyはBitmainのS21アントマイナーズに1,960万ドル(約29億円)を投資。今発表を受けて、Iris Energy株は約6%上昇し、過去30日間では43%上昇した。

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