シンガポールの8月のICO実施数がアメリカを上回る

ブロックチェーン分析を行う企業Elementusの調査によると、2018年8月度のシンガポールのICO実施数が、アメリカのICO実施数を上回っていたことがわかった。
実施されたICOはアメリカが15に対し、シンガポールは17という結果になっている。

シンガポールはICOに対する規制が少なく、アメリカはICOに関する規制強化を行っているためこのような結果になったと言える。

現在仮想通貨市場は低迷しており、市場崩壊に向かっているという見解もあるが、Elementusはこれを否定している。
Elementus共同設立社のMike Kalomeni氏は以下のような見解を示した。

2018年8月のICOでの調達額は14.66億ドルで、これは強気市場だった去年11月の14.6億ドルとほぼ同額です。
歴史的なICOの資金調達の大半は実際には弱気な市場で起きているのです。

Elementusによると、現在はトークンの販売に関して競争力が高まっている傾向にあるという。
投資家や小売業者がこれまで以上に慎重に賢明になっていることに起因しているようだ。

今後の実施ICOには今までよりも高い基準が求められるという見方をしている。