ユニスワップ(Uniswap)、9つのネットワーク間でパーミッションレスブリッジを開始

ユニスワップがパーミッションレスブリッジを開始

DEX(分散型取引所)Uniswap(ユニスワップ)は、ユーザー向けにアプリ内パーミッションレスクロスチェーンブリッジを開始し、9つのブロックチェーンネットワークでサービスを利用できるようになった事がわかった。

2024年10月23日(水曜日)、ユニスワップチームは、パーミッションレスクロスチェーンブリッジが稼働し、DEXプロトコルがクロスチェーンスワップの実現に近づいたことを発表

このサービスは、成長する相互運用性アジェンダを推進するためのプロトコルの最新製品の1つで、パーミッションレスチェーンブリッジにより、ユーザーは9つの異なるチェーンに接続できるようになった。なお、これには、イーサリアム(Ethereum)、Arbitrum(アービトラム)、Polygon(ポリゴン)、ZKSync(ゼットケーシンク)が含まれている。また、初期サポートがあるその他のネットワークは、Base(ベース)、Zora(ゾラ)、Blast(ブラスト)、OP Mainnet (OPメインネット)、World Chain(ワールドチェーン)だ。

この機能は、イーサリアムネットワーク上のETHやArbitrumネットワーク上のARBなどのネイティブアセットのみをサポート。ブリッジはステーブルコインでも利用できる。さらに、機能面では、ユーザーはユニスワップインターフェースとUniswap Wallet(ユニスワップウォレット)を介して直接クロスチェーントランザクションを実行する。

Web3分析ツールDuneの調査データによると、マルチチェーンアクセスのユニスワップユーザーは現在累計600万人を超えているものの、クロスチェーンブリッジスワップは依然として低いままである。同チームは、この数を大幅に増やすことを目指している。

Uniswapは最近、DeFiとクロスチェーン流動性をターゲットにした新しいL2(レイヤー2)チェーンであるUniChain(ユニチェーン)を発表。2024年10月10日(木曜日)に発表されたユニチェーンは、仮想通貨市場がDeFi(分散型金融)の課題対処支援を目的としている。このビジョンの鍵となるのは、分散化、ほぼ即時のトランザクション、およびマルチチェーンスワッピングだ。

ユニスワップはユニチェーンテストネットの勢いに乗る

DEXの世界で先発者の優位性を享受しているにもかかわらず、ユニスワップは新製品のローンチでその実力を証明し続けている。

具体的には、DEX プラットフォームは、ユーザーが断片化されたインターフェースで複数のプロトコルにアクセスするときに生じる課題を解決することを目指している。新パーミッションレスチェーンブリッジを使用すると、ユーザーはOptimism(オプティミズム)やBaseなど、コアイーサリアムL 2プロトコルにアクセスできる。

ユニスワップはかねてより、ブロックチェーンの未来はマルチチェーンであるというイデオロギーを堅持。この未来を直接推進する手段を作成するため、取引所は独自のL2スケーリングソリューションUnichainを発表。同取引所が真にスケーリング可能なDAppsの構築をテストする予定であるため、Unichainテストネットが稼働している。

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