アプトス・ラボ、HashPalette買収で日本市場でのプレゼンスを拡大

アプトス・ラボがHashPaletteを買収

アプトス・ラボ(Aptos Labs)は、東京・港区に本拠を置くNFT(非代替性トークン)サービスプロバイダーHashPalette(ハッシュパレット)を買収した事がわかった。

日本語訳:
HashPalette株式会社は、HashPort株式会社(hashport_io)の完全子会社から、Aptos Networkの開発元であるAptos Labs(Aptos)の完全子会社へと移行することをHashPortとAptos Labsの合意に基づき決定しました。これにより…

アプトス・ラボは、HashPort Inc.の子会社でPaletteブロックチェーンの開発元であるHashPalette Inc.の買収を2024年10月3日(木曜日)に発表。アジアでのプレゼンス拡大のため、公式発表によると、この動きは、Aptos Labsが日本のブロックチェーン市場に参入し、そのプレゼンスを強化するための戦略的取り組みの一環である。同社は、HashPaletteと日本の企業との関係を「日本で最も影響力のある企業への入り口」として活用する予定だ。同社は、開発者、NFTクリエイター、企業など、地元のWeb3参加者のサポートも目指しており、アプトス・ラボの創設者兼CEO(最高経営責任者)であるモー・シャイク(Mo Shaikh)氏は次のように述べている。

HashPaletteの買収合意と、HashPortのPalette Chainをアプトスに移行することは、最先端のブロックチェーン技術で日本の企業と開発者を支援するための重要な第一歩です。


統合は大阪万博2025の前に完了する予定

Palette ChainのガバナンストークンであるPLT保有者は、それをAPTに交換するオプションを持つ可能性があるものの、このプロセスについての詳細は現時点では不明だ。

一方でHashPortは、アプトス・ネットワークのインフラストラクチャーを使用して、引き続き企業クライアントにサービスを提供していくとのことだ。

なお、統合は、アプトス・ラボがイベントのデジタルウォレットシステムの独占ブロックチェーンプロバイダーとして機能する大阪万博2025の前に完了する予定で、この提携により、エキスポ参加者はアプトス・ラボのインフラを使用して、NFT、デジタル資産、分散型アプリケーションとやり取りできるようになるとのことだ。

アプトスがフランクリン・テンプルトン・ファンドに参入

関連した展開として、アプトスのL1(レイヤー1)ブロックチェーンは、アプトス財団と世界的資産運用大手のフランクリン・テンプルトン(Franklin Templeton)との提携契約に従い、FOBXX(フランクリン・オンチェーン米国政府資金ファンド)をホストする。

FOBXXは、当初はステラネットワーク上で取引を処理し、株式所有権を記録するためにブロックチェーン技術を使用した、米国で登録された最初の投資信託であった。同社のデジタル資産責任者、ロジャー・ベイストン(Roger Bayston)氏によると、アプトス・ネットワークの“独自の特徴”は、独自ブロックチェーン統合記録管理システムであるベンジ・プラットフォームの適合基準を満たしていたという。

アプトスは、日本でインテリジェントコントラクトプログラミング言語を促進するアリババクラウドとの新しい取り組みなど、複数の戦略的提携に携わっており、アジア太平洋地域に重点を置いていることを強調。6月28日付ブログで発表されたこのコラボは、日本のブロックチェーンエコシステムを強化し、アジア太平洋地域全体でのアクセシビリティーを向上させることを目的としている。

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