CoinbaseはインドのUPI預金を停止

CoinbaseがインドのUPI預金を停止

Coinbaseは、UPI(Unified Payments Interface=統一された支払いインターフェース)を介した支払いを停止。現在、インドのユーザーが入金使用等すると、画面上には「現在利用できません」というエラーが表示され、仮想通貨を購入できなくなっている事が分かった。

4月7日(木曜日)、NPCI(National Payments Corporation of India=インド国立決済公社)は、UPIを使用した仮想通貨取引きを認識していないとツイートし、次のように語っている。

日本語訳:
2022年4月7日現在のNPCIによる声明。UPIを使用した仮想通貨の購入に関する最近のメディア報道を参照して、インド国立決済公社は、UPIを使用した仮想通貨取引きを認識していないことを明確にしたいと思います。添付資料をご覧ください

現時点でインドのUPI預金停止理由は不明

現時点でインド拠点ユーザーはUPIを介したトークン購入はできないが、NEXTMONEYの特集記事「インド:デジタル資産の売却に30%課税、RBIがデジタル通貨を発行」で報じたように、30%課税に続く仮想通貨取引量の大幅な減少に関連しているかどうかは不明だ。

新仮想通貨税に続き、仮想通貨の取引量が55%も減少したことが報告されており、多くの仮想通貨取引所と提携しているMobikwik Wolletは、仮想通貨取引所からのe-Walletサービスを終了すると発表している。4月7日のNPCIステートメントにより、銀行がUPIを介したCoinbaseへのトランザクションをブロックしている可能性があり、今回は一時的なものであると示唆する人もいるものの、CoinbaseでUPIを介したデポジットが無効になっている理由は、この段階ではまだ不明だ。

インドの仮想通貨規制

インドの現地報告によると、世界的な合意が得られるまで、政府は仮想通貨に関するいかなる形態の規制も発表しない可能性がある。

これまで、仮想通貨に対する法的位置づけを二転三転させてきたインドは、ヨーロッパと米国が仮想通貨を規制するためのフレームワークを発表するのを待っていると想定されている。RBI(Central Bank of India =インド中央銀行)は仮想通貨に反対し、それらは金融の安定に対する脅威であると述べている。しかし、インドの裁判所は、2020年にRBIによって課された制限を撤廃。インドの仮想通貨市場は2020年7月から2021年6月にかけて+ 641%急上昇しており、地方銀行は仮想通貨に関するRBIの見解に賛成することが示唆されている。

インド:デジタル資産の売却に30%課税、RBIがデジタル通貨を発行

2022.02.02