StacksがアプトスネットワークにsBTCを導入
アプトス財団(Aptos Foundation)は、ビットコイン(Bitcoin)レイヤー 2 プロトコルのStacks(スタックス)が、ビットコインをアプトスエコシステムに統合すると発表した事がわかった。
ビットコインL2ソリューションStacksは、BTCに裏付けられた資産であるsBTCをアプトスネットワークに導入し、開発者がsBTCを分散型アプリケーションに組み込めるようにする。この統合によってsBTCは、Moveプログラミング言語を搭載したアプトス上にAptos のすべてのビルダーとユーザーに利用可能になり、ビットコインの機能に新たな可能性が生まれ、構築された分散型アプリケーション全体でビットコインを使用できるようになる。
今統合の中核となるのは、StacksなどのL2 ネットワークに、ビットコインを安全に転送できるようにするsBTCで、sBTCにより、BTCは単なる価値の保存手段として保持されるのではなく、プログラム可能な方法で使用できるようになったとのことだ。この統合により、BTC保有者は、ゲーム、AI(人工知能)、ソーシャルプラットフォーム、DeFi(分散型金融)、NFT(非代替性トークン)市場など、さまざまな新しい方法で資産を使用できるようになる。アプトス開発者とユーザーにとって、これはさまざまなアプリケーション内でのビットコインの機能の新たな可能性を切り開くと期待されている。BTC保有者は、DeFiに従事したり、NFT市場に参加したりするなど、保有や取引だけでなく、資産を使用する機会が増える。
コラボレーションの詳細
アプトスとStacksのコラボは、両プラットフォームの長所を組み合わせることを目的としている。
アプトスは、L1ブロックチェーンとしてのスケーラビリティで知られており、DeFiや支払いの高需要ユースケースに適している一方で、Stacksは、BTCのユーティリティとセキュリティを強化することに重点を置いている。これらのエコシステムは一緒に、実際のユースケースを最前線に持ち込み、BTCをWeb3内でより機能的な資産にすることを計画。Stacksのエグゼクティブ ディレクター、ミッチェル クエバス(Mitchell Cuevas)氏は、今回統合によりビットコインと現実世界のアプリケーション間の障壁が軽減されると指摘したうえで、次のように語っている。
アプトスへのsBTCの統合により、世界で最も採用されているデジタル資産と、ビットコイン愛好家が待ち望んでいたインターネットグレードの現実世界のアプリケーション間の障壁が軽減されます。