IOTWトークンとは?
今回は、多くの注目を集めているAnAPPプロジェクトのICO(イニシャルコインオファリング)「IOTWトークン」の詳細や特徴を紹介していきます。
IOTWトークンは近年、急激な成長を見せている「IoT機器」の消費電力や余剰処理能力を利用してマイニングを行うプロジェクトです。
IoT機器は、私たちの生活をしていく上で欠かすことのできない技術サービスであり、すでに私たちの身近にも多くのIoT機器が存在しています。
さらに、マイニングに特化した仮想通貨のプロジェクトは他に多く存在していますが、他の仮想通貨が採用しているマイニングアルゴリズムである「PoW・PoS・PoI」などのデメリットを改善することもできるというのです。
IOTWトークンの詳細・特徴とは?|IoT機器でマイニングができる未来が近い!?
- 通貨名:IOTW(IOTWs)
- プロジェクト名:AnAPPプロジェクト
- 総発行枚数:50億枚
- マイニングアルゴリズム:PoA(Proof of Assignment)
- 公式サイト:https://iotw.io/
- Twitter:https://twitter.com/IOTW_Official
- テレグラム:https://t.me/iotwchinesegroup
- Facebook:https://www.facebook.com/IOTWProject/
※ これから紹介するIOTWトークン・AnAPPの記事は、ICOの購入催促の記事ではございません。ICOへの参加はご自身の適切な判断のもとお願い致します。
IoT(Internet of Things)とは?
今回、紹介する「IOTWトークン」を理解するためには、近年、急激な成長を見せ、生活に欠かせない存在となっている「IoT(Internet of Things/インターネット・オブ・シングス)」を理解する必要があります。
日本語訳にすると「モノのインターネット」と呼ばれ、身の回りのモノをインターネットと繋げることができる仕組みです。
- 血糖値を管理できるコンタクトレンズ
- 外出中でも予約できるテレビ
- 傘が必要な日にLEDランプが光る傘立て
以前までは、スマートフォンやPCなどの「モノ」にのみ、インターネットを繋げていました。
しかし、このIoT(Internet of Things)により、家電製品をはじめとする自動車・交通機関・物流・医療・農業などの「モノ」にインターネットを繋げ、私たち普段から使用しているスマホやPCから遠隔操作で、認識・計測・制御・管理が可能となったのです。
さらに、IoTは人が操作してインターネットにつなぐだけではなく、「モノ」が自動的に自らインターネットにアクセスすることもできるのです。
- 2015年:約154億台
- 2020年:約310億台
- 2025年:約750億台
IoT機器の市場成長は既に、2015年時点で約154億の機器に使用されています。
さらに、オリンピックが開催される2020年には2015年の2倍の310億まで成長し、5年後の2025年後には750億ものIoT機器が使用されると予想されているのです。
このように様々な「モノ」をインターネットで繋げる時代に突入しており、私たちの身近な生活の未来を一新する仕組みとして、大きな注目を集めています。
Docomo Open Innovation Program / ドコモ5Gオープンパートナープログラム
IOTWトークンを発行するAnAPPプロジェクトは、「Docomo Open Innovation Program(通称:ドコモ5Gオープンパートナープログラム)」に参加しており、また、商品の真贋性・商品の追跡・商品の情報に特化したプロジェクトであるVeChain(VEN)も、このプロジェクトに参加しています。
NTTドコモが立ち上げたプロジェクト「Docomo Open Innovation Program」は、その名の通り4Gを上回る5Gの通信技術を提供し、高速で大容量のネットワークサービスを提供することができるのです。
IOTWは、この5Gオープンパートナープログラムを導入することによって、スマホやPCで活用されるIoT分野のスマートで迅速なサービスを提供することが可能になります。
PoA(Proof of Assignment)
冒頭でも説明したようにIOTWトークンは「IoT機器」の消費電力や余剰処理能力を利用してマイニングを行うプロジェクトです。
このIOTWトークンのマイニングは「Micro Mining(マイクロマイニング)」と呼ばれ、マイニングアルゴリズムには「PoA(Proof of Assignment / プルーフ・オブ・アサインメント)」が採用されています。
IOTWトークンの独自マイニング「Micro Mining(マイクロマイニング)」は、今年の5月21日に開発が完了しており、既にIoT機器に実用実験も行われています。
さらに、既存のIoTを使用したプロジェクトのブロックチェーンでは高価なチップセットを埋め込まなくてはいけませんが、マイクロマイニングでは専用のチップを埋め込む他、IoT機器にソフトウェアのダウンロードすることで、ブロックチェーンにつながりマイニングすることができます。
「PoA(Proof of Assignment)のマイニングでは、3種類のノードに細分化されてます。
- Device Node(デバイスノード)
- Trust Node(トラストノード)
- Ledger Server(台帳サーバー)
仮想通貨のネットワークに参加する端末のことを指し、ビットコインをはじめとする仮想通貨ネットワークに接続している端末は全てノードと呼ばれる。
Device Node(デバイスノード)
デバイスノードはPoA(Proof of Assignment)の基本的な部分であり、マイクロマイニングが搭載された一般のIoT機器になります。
トラストノードに必要最低限のブロックチェーンデータを要求し、取引認証を行います。
Trust Node(トラストノード)
トラストノードは台帳サーバーにアクセスできるノードです。もし不正取引が行われた際はIOTWのブラックノードリストに加えられます。
基本的な役割を持つデバイスノードと台帳サーバーを繋ぐ中間的ネットワークのような役割です。
Ledger Server(台帳サーバー)
台帳サーバーはブロックチェーン上のトランザクション履歴を管理し、PoA(Proof of Assignment)の核となっています。
PoW・PoSとの違い
PoW(Proof of Work)
ビットコインなどが採用している「PoW(Proof of Work/プルーフ・オブ・ワーク)」は、最も主流となっているマイニングアルゴリズムです。
PoWでマイニング行う際には、大量の電力を消費します。
もちろん個人でのPoWのマイニングを行うことは可能ですが、既に仮想通貨マイニング企業がハッシュレートを占めており、個人マイナーがマイニングするには難しい状況になっています。
また、仮想通貨マイニング企業「Bitmain社(Antpool社とBTC.com社は子会社)」は、ビットコインのハッシュレートの約33%を保有しており、このような大量に資金を持った企業などが独占できる可能性があるのです。
さらに、PoWの最大の問題として「51%攻撃」という、大口投資家や団体、企業が全体の過半数の51%以上のマイニング能力を保持することでブロックチェーンデータを改ざんされるというリスクも存在しています。
PoS(Proof of Steak)
「PoS(Proof of Steak/プルーフ・オブ・ステーク)」は、上記のPoWの問題を解決するために誕生しました。
この、PoS(プルーフ・オブ・ステーク)はPoSを採用している仮想通貨を多く持っている人、もしくはその仮想通貨を長期的に保有している人がマイニング報酬を受け取れる仕組みであり、PoWとは異なり、大量の電力は必要ありませんが、大口投資家や団体、企業が独占することで独占されてしまう問題点があるのです。
PoAで得られるメリット
独自のマイニングアルゴリズム「PoA(Proof of Assignment)」を導入し、IoT機器のマイニングデータを先ほどのように「デバイスノード・トラストノード・台帳サーバー」に分散することで次のようなメリットを得ることができます。
- トランザクション速度の向上
- 消費電力のロスカット
- マイニング報酬の公平性
- 51%攻撃に対するリスク減少
トランザクション速度の向上
トランザクション速度は、マイニングできるIoT機器が増加するにつれて、取引承認速度が向上していきます。
IoT機器は先ほど説明したように2025年には約750億台になるよ予想されており、将来的にAnAppは100万/秒のトランザクション速度を目標としています。
ビットコインの処理速度は6~7/秒、世界最大のクレジットカードVISAのトランザクション処理速度は約4000〜6000件/秒と比べると、かなりの処理速度ということが分かります。
消費電力のロスカット
PoWのような高性能なマイニング機器が不要なことから、マイニングマシン1台につき500W~1,000Wの消費電力が必要とされていましたが、0.5Wまで大幅に消費電力をカットすることができます。
マイニング報酬の公平性
高性能のマイニングマシンの保有や膨大な消費電力の支払い維持が必要なくなり、誰もがIOTWのマイニングに参加することが可能となります。
また、日常生活で使用するIoT機器に繋がっている家電などでマイニングが行えルため、誰でも公平にマイニング報酬を受け取ることができます。
51%攻撃に対するリスク減少
台帳データの管理を別々のノードに分散させているため、ブロックチェーンデータの改ざん問題とされている51%攻撃のリスクを回避することが可能です。
AnAPPプロジェクト
AnAPPプロジェクトとは、「モノとインターネットで繋ぐ「IoT技術」に特化したプロジェクトです。
AnAppは香港に拠点を置くブロックチェーン技術会社で、IoT技術で世界を変えるブロックチェーンエコシステムを形成し、革新的なアルゴリズムである「PoA(Proof of Assignment)」と「Micro Mining(マイクロマイニング)」の開発ですべての業界と人々の日常生活をIoT技術で世界に結びつけることを理念に掲げています。
AnAppプロジェクトメンバー
Frederick Leung(創業メンバー・CEO)
・2社のIPOを経験
・Proof of Assignmentの共同発案者の1人
・10以上の特許を取得
Marcin Dudar(創業メンバー)
・2社のIPOを経験
・ブロックチェーン技術のエキスパート
・Proof of Assignmentの共同発案者の1人
Peter Chan(創業者・CTO)
・香港EMI labの創業者
・Proof of Assignmentの共同発案者の1人
・20以上の特許を取得
Tony Chan(CFO・ディレクター)
・10社以上のIPOを経験
・米国公認会計士(AICMA)・米国公認管理会計士(CMA)・米国公認証券アナリストの資格保有
・高度技術発案のプロ
Dr. Patrick Hung
・スタンフォード大学助教授
・パートナー企業「Alta Sicuro」の技術者
・香港科技大学(HKUST)の技術コンサルタント
Krzysztof Kobus(ブロックチェーン開発ディレクター)
・CTOの経験があり、20年以上ソフトウェアの開発・設計に関わる
・Orad Hi Tech Systemsの技術リーダー
Kartik Mehrotra(ビジネス開発責任者)
・ICO投資ヘッジファンドで投資顧問を経験
・コンサルタントをしたいくつかのICOプロジェクトが成功をおさめる
ロードマップ
・2018年 1月
IOTWネットワーク用の小型チップ「DPS Chip」の開発スタート
・2018年 5月
IOTWブロックチェーン・マイニングソフトウェアのプレリリース
・2018年 7月〜9月
ICO実施
・ICOから6ヶ月後
ブロックチェーンの正式ローンチ
エンドユーザー向けプラットフォームの運用開始
・ICOから12ヶ月後
ビッグデータ集積システム・AIの簡易バージョンをリリース
IOTWプラットフォーム・マイニング用機器のリリース
IOTW用のファームウェアをリリース
・ICOから18ヶ月後
AI技術を搭載したハード・ソフトウェアをリリース
「DPS Chip」の正式リリース
オープンソースのIOTWネットワークのネットストア・保守点検会社の店舗出店
・ICOから24ヶ月後
検索エンジンや高機能AIソフトウェアによりIOTWを最適化
ICO詳細(期間 & トークンボーナス)
ソフトキャップの設定はなく、ハードキャップは6.5万ETHもしくは、4,500万ドルのどちらかに達した時点で終了となります。
また、ICOでIOTWトークンが売れ残った場合はバーンされる予定です。
・期間:プレセール開始まで
・トークンボーナス:50%
【プレセール第1回】
・期間:8月24日
・トークンボーナス:30%
【プレセール第2回】
・期間:8月25日~9月2日
・トークンボーナス:25%
9/3 | 20% |
---|---|
9/4~9/10 | 17% |
9/11~9/17 | 14% |
9/18~9/24 | 11% |
9/25~10/1 | 7% |
10/2~10/8 | 4% |
10/9~10/15 | 0% |
【まとめ】AnAppプロジェクト & IOTWトークン
インターネットをはじめとするスマホやPCの急激な普及に伴い、急激な成長を見せている「IoT機器」。
IOTWトークンはこれらの「IoT機器」消費電力や余剰処理能力を利用して、マイニングを行うプロジェクトになります。
これからの未来でも、「モノのインターネット」と呼ばれるIoTは、私たちの生活から切っても切れない存在になることは間違いありません。
しかし、マイニングによるユーザーの消費電力の消耗が激しいなどの理由から、Google社はPlayStoreの「開発者ポリシー」を改変し、androidでのマイニングが禁止されています。
しかしその反面、大手家電メーカーや携帯電話メーカーと提携するなどの、IOTWトークンのプロジェクトは順調に進んでいます。
IoTに特化したプロジェクトが多く存在しているなか、IOTWトークンは非常に期待が持てるプロジェクトと言っていいでしょう。
独自のブロックチェーン技術「PoA(Proof of Assignment)」にも注目が集まりそうです。