ビットパンダ(Bitpanda)がドイツ銀行との提携を拡大
フィンテックのユニコーン企業ビットパンダ(Bitpanda)は、ドイツ銀行(Deutsche Bank)との提携を拡大し、ドイツのユーザー向けに入金および出金取引のリアルタイム決済ソリューションを提供することが分かった。
このAPI(Application Programing Interface)ベースのアカウントソリューションにより、ビットパンダはドイツのIBAN(※1)にアクセスでき、ユーザーエクスペリエンスを合理化および強化し、信頼性、スピード、効率性を確保。これは、カスタマイズされたローカルソリューションを提供し、ヨーロッパの主要デジタル資産取引プラットフォームとしてのビットパンダの地位を継続的に強化するための取り組みの一環として行われた最新のステップにすぎない。なお、ドイツ銀行はすでに、オーストリアとスペインでのクロスカレンシーソリューションのヨーロッパハウスバンクとして、同取引所の運用ニーズをサポートしているす。
銀行口座の所在国、支店、口座番号を一意に特定するための統一規格のコードの事
ビットパンダは、規制されたマルチアセットブローカープラットフォームであり、2,800を超える厳選された仮想資産とインデックス、および株式、ETF、商品を個人投資家に提供している。
統合が金融サービス業界の未来を形作る
ドイツ銀行は、現在大幅な成長期を迎えている同取引所にとり、もう1つの主要な機関パートナーシップを表している。
同取引所にとって、伝統的な金融サービスプロバイダーとの協力は2024年を通じての戦略目標であり、そのような統合が金融サービス業界の未来を形作ると考えており、同ビットパンダのルーカス・エンツァースドルファー=コンラッド(Lukas Enzersdorfer-Konrad)副CEO(副最高経営責任者)は次のように語っている。
業界の最良の部分を結集することで、人々にとって真の価値を生み出すことができます。金融業界の新しい革新的なプレーヤーと協力するというドイツ銀行の取り組みにより、私たちのパートナーシップは引き続き可能になっています。本日から、ドイツ銀行のさまざまな製品にアクセスでき、チームとユーザーにメリットをもたらします。
また、ドイツ銀行のマーチャントソリューションのグローバルヘッドであるキリアン・サルハマー(Kilian Thalhammer)氏は次のようにコメントしている。
私たちは常に、ユーザーの安全とセキュリティに対する取り組みを共有する企業との提携を模索しています。認知され規制されているフィンテックプロバイダーであるビットパンダと協力することで、仮想資産投資というこの革新的な分野でユーザーにとって安全で信頼できる環境の構築に貢献できると確信しています。当社は、潜在能力の高いプラットフォームにとって選ばれる銀行となることを戦略としており、今回の提携は、業界の主要プレーヤーとの積極的な関わりを通じてこの新興エコシステムを形成する上で重要なマイルストーンとなります。