バイナンス(Binance)はサブアカウント保有者により厳格なルールを導入

バイナンスがサブアカウント保有者により厳格なルールを導入

大手仮想通貨取引所であるバイナンス(Binance)は、サブアカウント保有者に対して、より厳格なKYC要件(Know Your Customer:本人確認手続き)を導入した事が分かった。

日本語訳:
Binance Exchange Link アカウントに必須の本人確認 (KYC) 要件を導入します。

Binance は2024年4月20日(土曜日)、Binance Linkユーザーに対して、より厳格なKYCプロトコルを実装する予定だ。同取引所は2019年9月、取引所、資産管理者、仮想通貨ウォレットプロバイダーに対し、優れたテクノロジーを提供するための「plug and play API(プラグアンドプレイAPI)」を導入している。

新たな制限により、Exchange Linkアカウント所有者はサービスの使用を継続するためにKYC検証を受ける必要があ、資金源や住所などの完全な詳細を提供しなければならない。このKYC制限は、未認証ユーザーにとって最も有害で、KYCを完了していない人は、たとえ仮想通貨の入金のみを目的としていた場合でも、Binance Linkのサブアカウントにアクセスできなくなる。また、KYC情報のないサブアカウントは、先物や証拠金の入金、注文、取引ができない。なお、同取引所は、これらのサブアカウントの資産が深刻な場合には禁止され、入金がブロックされる可能性があると警告している。

規制審査への対応

同取引所は、こうした動きで世界的な規制圧力に対応している姿勢を見せている。

同取引所は、コンプライアンスとユーザーのセキュリティを強調するため、2021年8月にすべてのユーザーにKYC検証を義務付けている。市場状況の変化と一致して、今回の発表が行われている。また、今回のニュースを受けて。バイナンスのネイティブトークンであるバイナンスコイン(BinanceCoin/BNB)は0.79%上昇。2024年4月8日6時半時点でのBNB価格は、1BNB=88,200円(580ドル)前後で推移(※CoinMarketCap調べ)しており、時価総額は13兆円を超えている。ただし、トークンの価値は過去 1 週間で約 4.18%下落。この市場のパフォーマンスは、仮想通貨市場の不安定性と、取引の安定性を確保するための厳格な規制の必要性を示している。

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